蔭山

己の思考の解像度を上げたい。本や映画の感想、日々感じたことをとりあえず言語化していきま…

蔭山

己の思考の解像度を上げたい。本や映画の感想、日々感じたことをとりあえず言語化していきます。

最近の記事

姿勢大事:隠し砦の三悪人

黒澤明監督『隠し砦の三悪人』を観た。 秋月家家臣の真壁六郎太(三船敏郎)の初登場シーンにビビる。 百姓の又七(藤原釜足)と太平(千秋実)が金探しに躍起になっているその上方で六郎太が見ているというシーン。表情は見えないけれど、太もも丸出しの雑兵みたいな格好をしているけれど、その佇まいだけで「こいつただの浪人や落武者じゃない!」という雰囲気。 この映画の4年前(1954年)に公開されている『七人の侍』も時代は戦国で、三船敏郎は粗暴な浪人演じててその時も太もも出してても暴れてたけ

    • 【はじめまして】砂金すくいならいいけど、最早どぶさらいかもね。

      友達と会っても、私から喋ることは職場でのやり取りでおかしかったことや上司の愚痴とか、仕事絡みのことばかりで、そういうことから離れて面白かった本のことや行ってみたいお店や旅行先のことを話したいけれど、「いや、べつにこんな話おもしろくないよな…」と引っ込めていたら、そのうち話したいこと自体が思い浮かばず頭の中真っ白、友達は飼っているペットのことや面白かったネット記事のことを楽しそうに話すのに、自分がどんどんつまらない人間になっていくのを感じた。 本を読む、映画を観る。感想は「面

    姿勢大事:隠し砦の三悪人

    • 【はじめまして】砂金すくいならいいけど、最早どぶさらいかもね。