空気読めないマン

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最近の記事

母の話し方がおかしかったので。

母の話し方はおかしい。 話しているととてもストレスが溜まる。 昔から母と話すのが嫌で、人として嫌いという以前に、話し相手として敬遠していた。 早い話が、バカだと思っていた。 久々に話してみて、この母のストレスフルな話し方は、そのまま自分だという強烈な事実に気付いた。 話が飛ぶ。 中身がない。 つまらない。 話したくない。 何を言ってるのか分からない。 何が言いたいのか分からない。 何が言いたかったのか分からない。 そんな母と話をしていて、この人バカなんだなぁと思ってい

    • ほとんど病気

      何をしてても あいつの事が気になるんだろう 気持ち悪い 君の想いは届かないんだよ  もうやめろよ 何でそんなに無駄な道を行くんだよ 見てられないよ こっちが辛いよ 認めないよ 君は病気だ

      • 「やりたいこと」なんて簡単には見つからない

        実は仕事をクビになった。 不思議とショックはなかった。 クビと言っても正確には他部署への左遷だ。 数日前、上司から「やりたいことは何か」と訊かれた。 僕は「特にない」と答えた。 上司は驚いた。 「いいのか?そんな気持ちで」 「今の仕事に愛着はないのか」 僕は困った。いいのかと訊かれても、ここは僕の会社ではない。やりたいことがあれば自分で起業するだろう。仕事への愛着はあるが執着はない。どんな仕事も愛すべき僕の構成要素にすぎない。 「やりたいことは、求められてるこ

        • 人付き合いで病まない方法

          僕は割と人付き合いが好きだ。でも得意じゃない。以前は関係がうまくいかずよく病んでいた。 最近、人付き合いで病まない方法があることに気づいた。それは人付き合いになるべくリソースを使わない、ということだ。 割いたリソースの量と相手への執着の度合いは相関するし、執着が増すほど相手への期待が高まり、期待が満たされないと病む、というルートの存在にやっと気付いたのだ。 これまで人付き合いにおいては自分が注いだリソース分の‪リターンが得られないと『大切にされてない』と勝手に落ち込んで

        母の話し方がおかしかったので。

          暇潰しの道具としての英語

          英語の勉強を真面目に始めた。 おかげで暇がなくなった。 要らないことを考える暇がない。 だから落ち込まない。 特に単語学習は単純作業だからか没頭しやすくて良い。 ウジウジと悩みたくなったらとにかく英単語を頭に叩き込む。 ただし困ることもある。 脳は無駄な悩みか重要な悩みかを判断してくれないのだ。 悩んでるの?じゃあ英語やろうぜ!と誘ってくる。 おかげで明後日締切の重要な課題がまったく進まないのだ。 課題きつい。逃げたい。英語やりたい。 今夜は徹夜だ。

          暇潰しの道具としての英語

          失敗したらお祝いしよう

          うまくいくと満足してしまって成長しにくくなる。 失敗する人は学習する。 だから長い目で見ると知が広がる。 個人も、組織も。 入山章栄教授のポッドキャストを聞いた。 とても良かった。 成功できる人は「なんで間違ったんだろう」と謙虚に反省する。 成功してもまだまだと勉強する。 自分にはまだ知らないことの方が多いという謙虚さと好奇心を持つ人が成功できる。 そこで感情が沈まないように、失敗したらご褒美をもらえることにしたら失敗してもそんなに凹まないでしょ(笑)というくだりがこれ

          失敗したらお祝いしよう

          同僚との楽しいバトル

          僕の勤め先は中小規模で同じ年齢の人があまりいない。僕を除いて一人だ。 先日たまたまその一人と話す機会があった。入社が早い分相手の方が先輩だけど、ついつい気が緩む。 裁量権があり部下のいる管理職のY氏と、永遠の孤独なポンコツ平社員で追い出し部屋の住人である僕。 給料はどのくらい違うのだろう。 僕とY氏は部署が違うけど業務が被る。バトルの背景は、あくまで自分の業務を減らそうとする僕と、簡単な仕事なんだからやってくれればいいじゃないかと食い下がるY氏と言う構図だ。 「Y氏

          同僚との楽しいバトル

          僕が仕事を辞めるまでの180日(準備編2)

          5.願掛け 最後は神頼み。 オーソドックスに合格祈願をしてみようと。 東京で探したところ、愛宕神社の出世の階段が気になるので参拝にGO! 僕はあんまり旅が好きじゃなくて、出張の時もサクッと帰宅するタイプだけど、「転職の神様巡り」をセットにすると出張も楽しめそう。 行く先々でいろんな神様にお願いしても良いものか気になるけど、気持ちは強くなりそうだ。 願掛けと言えば〇〇断ち。 やはり「お酒」とか「お菓子」とかですかね。 僕はコーヒー好きだけど、コーヒー断ちってあんまり

          僕が仕事を辞めるまでの180日(準備編2)

          僕が仕事を辞めるまでの180日(準備編1)

          この会社を辞めようと決意した。 思い立ったら吉日。 早速準備を始めた。 1.ゴール設定 完全に友人頼り。 友人によると紹介できるのは半年後。 それまでに幾つか必要なものを提示された。 2.転職に必要なもの 特に英語は絶対とのこと。 魔法業界(笑)の認定資格があるといいらしい。 魔法というのはもちろん比喩だけど、法律もプログラムコードも元素記号も似たようなものだ。 ひたすら呪文と使う場面と効果を覚える。 3.現状 で、僕の現実はこれ。 TOEICと資格は勉強できて

          僕が仕事を辞めるまでの180日(準備編1)

          僕が仕事を辞めるまでの180日(決意編4)

          終わりの始まり 僕の中で何かが終わった。 魔法使いとして、この会社のためにこれ以上何もできるとは思えなかった。 もちろん僕には悪いところが沢山ある。 頭は悪いし精神だって全然まともじゃない。 何なら病んで医者の世話になってる身分だ。 でも表向きはかなり明るくて仕事熱心で、仕事が好きで、会社が好きで、人が好きというのが僕の売りなのだ。さらに、僕は魔法使いの仕事も大好きだ。この見えない魔法こそが人を幸せにする鍵だと思って働いている。 そんな僕の仕事に対する想いや売りが幸せ

          僕が仕事を辞めるまでの180日(決意編4)

          僕が仕事を辞めるまでの180日(決意編3)

          魔法使い ナメクジと僕は、数少ないジメジメした品の悪い魔法使いだ。 ナメクジは太古の呪文を使うまあまあの魔法使い。古くは敵と戦ったこともあるようだが、友達がおらず戦闘様式をアップデートできていない。 僕は中堅の魔法使いで修行中の身。戦いは未経験だ。基本の業務は魔法関係の事務仕事。合間に仲間作りをしたり戦闘方法の本を読み漁ったりしている。 本来僕らは協力をして敵をやっつけるはずなのだが相容れない。パワハラ気質のナメクジとデータ主義の生意気な僕は水と油だ。 僕のことが気

          僕が仕事を辞めるまでの180日(決意編3)

          僕が仕事を辞めるまでの180日(決意編2)

          吊し上げ 僕の報告の番が回ってきた。 上司が言う。「5分で終われよ」 毎度のことだ。 上司は僕の業務に興味がない。 最後の僕の報告が終われば散会。 この男は早く終わらせてヤニを摂取したいのだ。 1.5倍速で話しつつ適当に端折って「例の件」もサクッと流した。 ただし最終ページの僕の功績の部分だけは少し時間をかけて念入りに。 「質問は」 4分50秒で報告を終えた僕がそう言うと、ナメクジが口を開いた。 「あのね、先ほどの報告2番目の件だけどね、僕はこの件対応しましたん

          僕が仕事を辞めるまでの180日(決意編2)

          僕が仕事を辞めるまでの180日(決意編1)

          その日は会議だった。 「お前、今日ナメクジから吊し上げだぞ」 上司が言った。 そして僕は今日、この会社を辞めようと決意した。 報告会 誰もが自分ごとだと思っておらず放置していた問題が大ごとになり、顛末としてナメクジ、もといお偉いさんが尻拭いしたとある一件について、今日の報告会でナメクジ自ら僕に責任を問いただすつもりらしいと上司がチクってきた。 「僕はどうでもいいですけど上司さん謝ってくださいね」 部下の失敗は上司の失敗だろう。 そもそも上司もその「吊し上げ予定

          僕が仕事を辞めるまでの180日(決意編1)

          我慢の限界

          あのナメクジ。 今日とうとう僕はあのオッサンに我慢ならなくなった。例の大嫌いな隣の部署のナメクジみたいな顔したオッサンに。 本当にクズ。 何もいいところがない。 これまで評定を気にしてペコペコしてたけど、考えてみろ、別に僕はこいつに雇われてるわけじゃない。 2年後にはこいつ、ただの汚い爺さんだぞ? 僕が辞めるまでの半年が始まった。 つづく

          踏んだり蹴ったり!

          今日は散々だった。 いつもの満員電車。  途中の駅でトラブル発生の遅延。 おかげで今日までのクーポンで早朝買い物をするはずが、時間がなくなってしまった。 ってことでじゃあ早めに退社して買い物に行こうと思っていたのに気がつけば定時過ぎ。 急いで退社してクーポンを持って買い物に行くもなぜかクーポンを使い忘れて定価で購入。 かなりショック。わざわざ遠くの店まで来たのに。 WEB会議でもマイク入りっぱなしのままお喋りしちゃうし全くツイてない日だった。 その上いつもは途中

          踏んだり蹴ったり!

          追い出し部屋の住人としてできること

          追い出し部屋の住人に求められること。 それは「すぐに辞めること」だろうと思う。 今はお金が必要だからすぐには辞められないけど、早いところ辞めないと会社に申し訳ない。 僕の部署はいわゆる追い出し部屋だ。 あってもなくても困らない誰にでもできる業務‪を、全く業務をやる気のない人達とやるのが僕の仕事だ。 心が折れるとかそんなのは無い。 一人でひたすら業務改善をするだけ。 話し相手はいない。話しても誰も分からない。 ときどき取締役から直接仕事を振られ、できないと怒られることはあ

          追い出し部屋の住人としてできること