見出し画像

Cover/Cover 参加アーティスト コロナ禍の不安や、未来への確信

→CINRAの記事へ直接飛ぶ



前回ご紹介したアーティスト布団カバー「Ccover/Cover」、実はこんな裏話があります。表参道布団店が「Cover/Cover」をリリースしたのは2021年、コロナ禍の真っ最中でした。

2020年2月から社会に不穏な空気が流れ始め、夏には終わるだろうと誰もがタカを括っていた中、秋が来て冬が過ぎ、次の春がきても終わりが見えない状況にありました。

クリエーションに関わる人たちが作品発表の場を奪われる中、表参道布団店に何かできる事はないだろうか、という自問からこのプロジェクトはスタートしました。

ひょっとすると布団をキャンバスにすることができるかもしれない。そう思った私たちは、生地に高精細なプリントができる技術を持つ工場を探し、その会社を大阪に見つけてプロジェクトの思いを話し協力して貰い、仮のデザインでテストプリントを何度も行いました。仮にプリントが出来ても、その精度が低ければ逆にアーティストの名前を汚すことになると思ったからです。

私たちが布団カバーで使う繊細なサテン生地は柔らかく、印刷には向きませんでした。しかし印刷をした時に起きるある特徴をアーティストに伝えることで、それらをカバーできると確信しました。

それから、今回参加してくれた9人のアーティスト一人一人に参加をお願いしました。静的な表参道布団店のイメージを上手く壊してくれそうな若手アーティスト9人。誰もが布団を面白いメディアだと捉え参加してくれました。「Cover/Cover」で発表された作品はどれも熱量のある作品で、アーティスト自身も印刷の出来具合を何度もチェックしてくれました。

そうしてコロナ禍に生まれたアーティストの熱量がこもったこの作品、そして商品。その話しをCINRA編集部に話していた時に、編集部はコロナ禍を過ごすアーティストのマインドにフォーカスした記事をつくりたいと言ってくれました。

それがこの記事。

「布団」が表現の場に?
写真家やデザイナーら8人が向き合ったコロナ禍の不安や、未来への確信

CINRA記事タイトルより

→CINRA記事リンクはこちら

コロナ禍を過ごすアーティストの心に迫る迫真の記事です。
是非読んでみてください。

表参道布団店。