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2024/3/21 口答えしちゃダメだっていう意識を変えるのって難しいよね〜

銀行に行って財形貯蓄解約の手続きをしたら、またもやこちらの確認不足で振込口座の記入忘れ&キャッシュカードとか振込先の情報がわかるものは手元になしってことでまた解約できなかった。現金で受け取ろうと思ったけど、解約して現金で受け取るにしても今月分の財形控除を今から止めるのは難しいから給料日以降じゃないとできないとのこと。

「なので25日(給料日)以降また窓口に来てもらってもいいでしょうか?」

と窓口の同世代くらいの女性の方に言われた。

その時に「口座振り込みの場合は25日以前でもできるってことですか?」って訊いたら「できます」と。

私もこういう問い合わせ業務を何年かしてたから、その経験から思うのだけれどちゃんとしてる人ってこの後に「振込でも大丈夫なのでここ記入して近いうちに来ようと思います」とか伝えるんだよな…って思う。
それが正しいコミュニケーションというか会話のキャッチボールってやつなんだと思う。

でも私は、なんとなくお姉さんとのやりとりから「現金で受け取りたい客」という流れになっているような気がして。「現金で受け取りたい客」用の対応をしてくれているなと感じてしまって。だからそれを覆すような、「なんだよ振込でもいいのかよ。てか記入忘れかよ」みたいなことを思われそうなこと言えなかった。

うわー既視感既視感。嫌な気分。
※お姉さんの対応にではない。

なんか、私こういう小さな否定とか相手(大人)と違う意見を述べることって出来ないんだよね。あと何かを他人に頼むのも苦手。相手を急かしたり指摘したりも。
これらができないと仕事でめちゃくちゃ困る。困るし、できないけど仕事をする上ではやらなきゃいけない場面は何度もあって、その度ストレスが溜まってく。

たぶん育ってきた環境のせいかな…と少し思ってる。自分の短所を親のせいにはしたくないんだけどね。

私にとって親とは「(労働能力のない私に)衣食住を与えてくれる人」という感じだった。とくに父親。でもそれが無償の愛だと思えたことなかったな。なんていうんだろう。抑圧?
頭が良い人だったから、いつも他人を見下していてその他人の中に私も兄も母も含まれてた。口答えをしたら殴られるとかそういうのはないんだけど、ただ圧倒的に独裁だったから家族で私の味方について一緒に父と戦ってくれる人なんていなかったし、なんていうか「負かされる」って感じ。勝ち負けや上下のないコミュニケーションを取りたかったのに。思えば父親だけじゃない、母も兄も私を見下してたなー。抑圧された人間は自分が抑圧できる人間を探すんだろうね。

英語が好きで勉強の合間時間にルーズリーフに好きな英語フレーズ書いてたら横から覗いてきて(※茶の間で勉強してた)、「汚い字〜」ってわざわざ言ってきたり。好きなアイドルのDVDを見てたら「下手くそだね」って言ってきたり。
そういう思い出がたくさんある。
むしろそういうのしかない。
それでもなんかたまに褒められたりすると馬鹿みたいに嬉しくなってもっと褒めて欲しいってなって調子乗ったら出た杭を父親によって見事に打たれてまた落ち込んで。
健気だったなーあの頃の私。
今はもうそんなことは思わない。彼に対して期待を抱くこともない。

ちゃんとコミュニケーションできる人ってそういう経験が少ないのかな。
質問したら鼻で笑われたり、わからないことを訊いたら苛つかれたり、「わからない=悪」みたいなそんな経験。とにかく自分は未熟で脳が足らない1円も利益を産めない人間で(子供だからそんなの当たり前なのにね)、そういうやつは口答えしないで黙ってろと、そう言われているような気配を毎日感じる生活。わかりやすく不機嫌になって「お前が俺(私)の機嫌を損ねた」って、あー加害者になっちゃったっていう罪悪感を植え付けられる生活。

そうだ、大人の機嫌を損ねちゃいけないって意識が強いから誰かに頼み事もできないしわかんなくてもとりあえず「はい、はい、はい」ってわかったフリして相槌打っちゃうんだなー。


もちろん感謝はしてる。
完璧な親なんていないし。
私が繊細すぎんだろーなーって思うところもあるし。

被害者ヅラしてるあまり己の加害性に気づけない人間には1番なりたくないなって思う。

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