レンタルサーバーの仕組みを初心者に分かりやすく解説
ウェブは私たちにとって無くてはならない存在になりました。
WEBサイトやSNSを閲覧できるのはサーバーがあるからこそ成り立っています。
ではそのサーバーはどうやって出来ているのか?どうやって表示させてるのか?
レンタルサーバーとは一体なんなのか?
一般人では中々知ることができないレンタルサーバーに関して仕組みを元エンジニアである私が分かりやすく解説していきます。
レンタルサーバーとは?
レンタルサーバーを一言で表すと、サイトやブログの情報を配信する「サーバー」を「レンタルする(借りる)」ことができるサービスです。
自力でサーバー運営する場合、コンピュータを用意して、初期設定や保守管理、セキュリティ対策など専門知識が必要ですが、レンタルサーバーではこのような作業をサービスの運営会社がやってくれます。
(参考:レンタルサーバーおすすめ)
サーバーの仕組みって?
「サーバー」は超簡単にいうと、サイトやメールなどの情報を保管・配信するものです。
サーバーのスペックについて
レンタルサーバーのスペックは専門用語が並び、かなり複雑です。
そこで、まずは重要な用語を解説し、それぞれの数字の見方を解説します。
CPU
CPUとはサーバーの頭脳の部分です。数種類ありますが、数値を見ると最大28コア56スレッドという風に、数字が記載されています。
CPUは、サーバーの処理速度を決める重要なポイントです。
CPUはサーバーの処理速度に直結し、数値が高いほどハイスペックです。
人間に例えると、CPUは人間の頭脳です。1コア=1人とすると、28コアの場合28人分の頭脳があるということになります。
スレッドとは、仕事の量です。56スレッドでは56個の仕事ができるということになります。
レンタルサーバーのCPUは、一般のパソコンよりも高性能なCPUが使われており、インテルcorei9シリーズよりも機能が上の「Xeon」(ジーオン)がよく使われています。
メモリ
メモリとは、サーバーに搭載されたメモリの積載量になります。メモリの大きさによってディスクに保存したデータを取り出せる量が違います。多くのソフトを同時に処理したいのなら、メモリ容量は大きい方が動きは快適です。
例えると、メモリは作業用の机のようなものです。大きければ大きいほど、一度にたくさんの資料を置いて仕事ができることになります。
家庭用のパソコンでは、2GB~16GBほどのメモリが多いのですが、レンタルサーバーは、48GB~192GB程度の容量が搭載されているものが活用されています。
ただし、共有サーバーの場合、メモリを全て一人で使えるわけではなく、同じサーバー内のユーザー同士で分け合うということです。
ディスク構成(ストレージ)
内部ストレージとも言い、サーバーの中のデータを保存する場所のことです。
SSDやHDDの種類があり、SSDはデータの読み書きの速度が速く、HDDは安価というメリットがあります。
人間の作業に例えると、ディスクは本棚です。本棚が大きければ大きいほど、保存出来る量が増えることになります。
ここ数年で、レンタルサーバーもSSDを搭載しているものが増えてきました。
HDDに比べ、SSDの方が処理速度は格段に速いので、高速なサーバーを使いたいのであれば、SSD搭載のレンタルサーバーがおすすめです。
転送量
レンタルサーバーの転送量とは、WEBサイトをユーザーが訪れた際に、ユーザーの元に送られるデータの総量のことです。
アクセスが多い、画像や動画などデータの容量が大きいなどにより、転送量は多くなります。
レンタルサーバーの転送量が多いほど負荷に強く、大量のアクセスの場合でもサーバーダウンの恐れが少なくなります。
レンタルサーバーはほとんどの場合、転送量に対して制限をかけていることが多く、制限を超えた場合はサーバーダウンだけでなく、アカウントの停止という事態を招くこともあります。
安定したサーバーを使いたいのであれば、転送量は多い方が良いでしょう。
サーバーOS
レンタルサーバーのサーバーOSとは、一般的なパソコンのOS(クライアントOS)とは少し異なります。
例えば、クライアントOSの一つであるWindows10は、ファイル共有やプリンターの接続など、同時に接続できるのは20までです。それ以上接続したい場合は、サーバーOSが必要になります。
サーバーOSは、サーバー用のハイスペックな機能を制御し、多くの接続要求があっても安定稼働し、クライアントにサービスを提供するという特徴があります。
どのレンタルサーバーを選べば良いのか?
各レンタルサーバーの公式サイトを見るだけでは、設定がカンタンか難しいか、トラブルに合いやすいのかそうでないのか、といった判断は難しいです。このレンタルサーバー比較ページで実際にレンタルサーバーの使い勝手を調べて、まずは無料体験を申し込みしましょう。
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