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うらうらと

気がつくと日の出が5時になっている。。

私には5歳を前に亡くなった姉がいました。
自分はまだ一歳位だったので記憶はないのですが、、
母の家事が大変なことを子供なりに感じて
乳飲み子の私をおぶってくれていたようです。4歳の子にはやはり重くて柱に掴まりながらです。親孝行でしっかりものの姉だったのですが、何がどうしてそうなったのかは
謎なのですが家からも見える近くの池に落ちて命をなくしました…両親も姉がしっかり者だったので油断していたのかもしれません。その日は、姉が好物のヨモギ餅を作ってもらいたくて自分でヨモギを摘みに出掛けたのですが、母も子育てと家事で手一杯だったのでしょう、、そんな遠くでもないので送り出したとおもいます。なぜ危険と分かっている
池のそばに行ったのかは本人しか分かりません。事件性がないと判断されて、誤って落ちたことになったので両親の不注意が問題とされました。そのへんの親の辛さは想像を超えることなのでなかなか自分の方から聞くことはありませんでしたが、母は半狂乱になって
しまったこととか、亡骸を抱いているとその部分だけは暖かくなるんだよ…なんであんな所へ行ったのだろう…と何度も何度もくり返しくり返し話してくれていました。そして
恐山へ行ってイタコに呼んでもらって聞きたいとも言ってましたが叶うことはなかったです。もうすでに父も母も同じところにいるので5歳の姉から聞いてることでしょう。
今月の30日が命日で、姉の誕生日は
憲法記念日の5月3日です。その1文字をとって「憲子」が姉の名前なのですが、毎年の
GWは我が家にとっては清々しいとは言えない心持ちの期間になっています。
草餅とドーナッツが唯一の供養でずっと変わっていません。




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