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「心のある論理」

生まれてきた意味は見つかったのか―
by柄本道長

近くに文殊院というお寺があります。
旧中仙道沿いで板橋宿があり昔は遊郭があったためそのお寺には遊女の墓があると聞いています。現在「大吉原展」が開催してますが、吉原遊女は各が上で板橋遊女は下にみられていても辛い境遇はおなじです。吉原があった所は台東区千束あたりで今でも地元の方々が大切に守っている神社やお寺があって陰の部分だけではなく豊かな文化があったことを忘れないようにと活動をはじめたそうです。歌舞伎では新歌舞伎で、
「暗闇の丑松」という演目があり騙されて遊女になったヒロインが板橋の杉屋に売られて
しまいます。なんともその悲惨な行く末は
どんどん深みにはまってしまって誰もが幸せにはならないまま大詰めとなります。親が親の都合で娘を売ってしまう所から始まるので
酷いことですが、そういう時代が有ったのも
現実で、、登場する市井の人たちの暮らし方が丁寧でリアルに伝わって来る分(生世話物といわれる)日常の陽があたらない所が際立つのが凄いのです。そして遊郭があった土地が、そうでない土地の価格より安価であることも何かしら寂しさが漂っているようでならないのですが…たまにお寺のそばを通る時にはどの辺に葬られたのかな?と気持ちを留めておもっています。

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