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OZU

富士額(ふじびたい)をご存知でしょうか?
1950年代ころは美人の代名詞で、ひたい上の
髪の生え際が逆さ富士になっている女性のことで、ほめ言葉にもなるので少女でも優越感にひたれた。見た目の良さは、その後の人生までも明るくしたからだろう。
なので当時はビックリするほど美型な女優さんがたくさんいた。とおもう。。。
そして話し方も、山の手のお嬢様っぽくて
巷のことばではない。という印象。。。
でも年代としては自分が幼かったので
綺麗なお姉さんがいるものだなぁ~と。
富士額にもどると、山本富士子さんが
そうだった。だから名前も富士が付いてるのだとおもう。美型はバランスなのだろうが
その後、山本富士子さん似は現れていない。
そして美形の概念もどんどん変わっていったので、もうとうに忘れられているのはちょっと寂しい…
だが女優さんの作品は残っているので、
折につけ放映されれば観にいきたい。
ことしは小津安二郎監督の生誕120年。
海外でも高評価されている監督だが、
人生を噛みしめた人でしか感じとれない
表現が多いし、、なかなかの想像力が
必要でもあるような気もするので、
美しい女優さんが緩和剤となってるのではと
感じだした。行き違いがあったり誤解があったりしても曖昧さを優先する日本人だから
そうなのかもしれない。
向田邦子さんの「阿修羅のごとく」
にでてくる女優さんたちと比べると、、
時代のせいでもあるが同じ美でも全然違っている。開放された美の力というか…
時代にはあらがえないが、
いまいちど美人の代名詞であった
歴代の美人女優さんをじっくり堪能するのは
絵画鑑賞とおなじく価値があるとおもう。

きょうは
地元のお祭りで4年ぶりにお神輿をみた!
そしてお囃子のリズムに心が踊ったー




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