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くつろぎの日

深呼吸がしたくて
同区内で近くにある畑へ向かう。
都内で循環型農業を始められてからの
お付き合いなのでずいぶん年月が経った。
ここ数年は畑からそのまま収穫した野菜を
併設したレストランで提供することも定着してきたようだ。真夏の刺すような日照りはひと段落して少しずつ秋へと移ろうとしている風景が、なんとも心地よい。
畑では、植えた種の発芽がないところへ再度植え直すことをしていた。

さつまいもの初収穫もあったようで
近くの幼稚園児たちが訪れるのも恒例になり
もうすぐにぎやかな声が聞こえるだろう。
どこでもあったことが変わらずあることは
普通なことではもう無いから…とても大切な場所になっているとおもう。子どもたちが
自分で自分のことを語る時がきたらきっと
思い出の片隅に残っているはず。
そんなことを考えながら
畑散策を少ししているうちに
もう心も体も整って来たようだ。
すっきりし過ぎで帰りのバスを乗り違えるというオチまでついた。

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