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2024年日本ハムファイターズ展望

今年のファイターズはここ数年で1番期待のできるシーズンになりそうだ。
その理由は補強だ。近年で1番収穫のある補強だったのではないか。
山﨑福、ザバラ、進藤、水谷、スティーブンソン、レイエスなど。
さらに近年ファイターズは昨年オフシーズンの他にも補強に力を注いでチーム強化を図ってきた。田中正義、マルティネス、郡司、加藤豪将、福田光輝、江越。
この積極的な補強の効果でチーム内の争いが激化している。

先発陣は溢れかえっている状態。
伊藤、加藤貴、バーヘイゲン、山崎福、根本、上原、金村、さらには北山、鈴木健も控えている。これだけあげても枚数は9枚。3、4月はファイターズは変則的なスケジュールで一週間に5試合しかないカードスケジュール。つまり先発ローテーションは5枚で足りるのだ。これは嬉しい悩みだ。勿体無いが根本、金村、北山、鈴木健は中継ぎで稼働する可能性が出てきた。先発陣に、もしも故障が出たならすぐにこうした投手陣が先発に回れる状態だ。
先発陣は伊藤が開幕投手に指名されている。4年目の今シーズン、去年7勝10敗と悔しい結果となった伊藤にとって今年はチームの優勝のためには最低15勝はして欲しい。
ホーム開幕戦は左の山﨑福だ。昨年オフにオリックスからの新加入で二桁勝利はお約束と言っても過言ではない。交流戦でのバッティングにも注目だ。
他にも安定の加藤貴、バーヘイゲン、試合の作れる金村、二刀流の近年力を付けてきた上原、侍ジャパンにも選出された、道産子左腕根本、メジャーに渡った山本由伸のフォームを取り入れる事にして大成功、覚醒した北山など、楽しみでしかない。

そして中継ぎに目を向けると盤石の宮西、玉井、河野など昨年活躍して安定感のある中継ぎ陣には実績からも問題ないだろう。
特に宮西は前人未到の通算400ホールドの記録が控えている。

抑えは田中正義、ザバラどちらかが務めることになるだろう。
田中正義は去年47試合のキャリアハイの登板数。怪我の多い選手で心配だがオフの取り組みで身体が丈夫になった印象だ。ストレートの質も更に良くなった印象。

野手に目を向けると、去年覚醒の万波、怪我で出遅れているが清宮、今川、浅間、加藤豪将、一昨年首位打者の松本、勝負強い野村、マルティネス、俊足の五十幡などが計算できる選手だ。

若手は守備の良い奈良間や、細川、未知数の期待がかかる水谷などがいる。

キャッチャー陣は清水、ベテラン伏見、バッティングセンス抜群の肩もかなり強い田宮、ドラ2の進藤もかなりの強肩でファンを魅了している。

これに新外国人のスティーブンソン、レイエスの両外国人がどれだけ日本の野球に順応出来るかが鍵になりそうだ。

近年ファイターズは悔しいシーズンが続いている。エラーや、ミスも多く、負け癖がついてしまっている。しかし昨年後半からチーム内の雰囲気は誰もが感じるほど良くなってきた。勝ち方を覚えてきたのだ。新庄監督になってからチームは一から作り上げられて徐々に完成系のチームに出来上がってきたのだ。その証拠として今シーズンのキャンプでの練習試合やオープン戦はかなり良い戦い方をしている。打線も線になりつつあるし、逆転も何試合かあった。投手陣も良い投球を全体的にしているので、ようやくAクラス、いや優勝も狙えるチーム力に近づいている。まずは今年の開幕戦、伊藤でなんとか勝利して勢いに乗りたいところだ。