私の好きな力士その3 元横綱稀勢の里

私の好きな力士において外せない力士の1人が
元横綱稀勢の里です

稀勢の里

主な成績
通算成績 800勝496敗97休
幕内成績 714勝453敗97休
大関成績 332勝133敗(優勝1回)
横綱成績 36勝36敗97休(優勝1回)
幕内最高優勝2回

2000年代後期から2010年代後期にかけて大相撲人気を支えた力士の1人だと思います。10代で三役に上がるなど出世が早い力士であるとともに新三役から大関昇進まで約5年、更に30歳になってから横綱に昇進するなど年少と年長の記録の上位に位置している力士でもありました。

大関時代は在位31場所中24場所で二桁勝利8場所で12勝以上を挙げるなど成績がとても安定していました。また横綱に昇進するまで(大関時代まで)は1日しか休場がなかったという怪我に強い力士でもありました。左おっつけ、左四つ右上手という絶対的な形を持っておりこの形になるとまず負けることはなかった記憶があります。また脇が甘く腰高ではあったものの腰が重く驚異的な粘り腰があったので凌いで徐々に自分の形に持っていけるという強さもありました。ただ横綱相手に圧勝したかと思えば勝てば大きく優勝に近く1番で緊張から動きが固くなって敗れる事が多くメンタルが弱点だったと感じますが今思えばそう言った部分含めて稀勢の里の魅力だったのかなと思います。ずっと稀勢の里を応援していた身としては悲願の初優勝を果たした時は私も画面越しで感動して涙しました。


しかし新横綱の場所で優勝しましたが、場所中に結果的には力士生活において致命的な怪我を負ってしまい(左の上腕筋と大胸筋の断裂)横綱在位は12場所と短命に終わりました。当時は治るまで休場したらいいのにと思っていました。この怪我により生命線であった左おっつけの威力が失われ稀勢の里本来の相撲が取れなくなってしまったように感じました。

新横綱の場所で13日目に怪我をするまでの相撲はまさに横綱相撲だっただけに怪我が無ければと今でも個人的に思っています。しかし長年相撲界を支え朝青龍や白鵬や日馬富士や鶴竜をはじめとするモンゴル出身力士全盛に対抗できる力士として大相撲を引っ張って懸命に相撲を取ってきた姿は今でも目に焼きついています。

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