見出し画像

私の好きな力士その5 横綱照ノ富士(1)

※長い文になるので2回に分けたいと思います
追記 2回でも書ききれないので3回に分けます

私の好きな力士というよりどちらかと言うと尊敬している力士になります。その力士は横綱照ノ富士です。

横綱照ノ富士は史上唯一の大関経験と幕内最高優勝経験がありながら怪我や病気で序二段まで陥落し後に幕内最高優勝、大関再昇進、横綱昇進を果たした力士です。

私が照ノ富士を知ったのは新十両の場所でした。
新十両とは思えないような相撲の力強さに魅了されました。ただし本人はまだ立ち会いの強さが足りないといった感じで自己分析をきちんとしており、この力士は怪我さえなければ最低でも大関まで上がるのでは無いかと思って見ていました。

十両を12-3 8-7 12-3と3場所で通過し、新入幕の場所は2勝7敗から6連勝とし勝ち越しその後は9-6 9-6
6-9 8-7 8-7と徐々に番付を上げていきました。

一気に開花したのは新関脇の場所です。
番付の兼ね合いで新三役が関脇となった照ノ富士
それまで2桁を幕内で挙げたことが無かったのですが新関脇の場所(平成27年春場所)を13-2とし
14-1で優勝した横綱白鵬に次ぐ成績をあげます。
そして翌場所はついに横綱白鵬との優勝争いを12-3制して大関に推挙されます。(関脇2場所 13-2優勝次点、12-3優勝の成績が評価され)三役を2場所で通過した力士は年6場所制になってからは初めての快挙でした。※それ以前では吉葉山(第43代横綱)以来でした。

新大関の場所を11-4(4敗は全て大関以上の力士から)とし大関2場所目も初日から11連勝と優勝争いを独走していました。このまま優勝へ突き進んで行くと思っていた矢先12日目に初黒を喫します。そして運命の13日目照ノ富士は抱え込んで引っ張り込む強引な相撲から右膝を負傷してしまいます。最終的には12-3とし優勝同点の成績(優勝は横綱鶴竜)を残しますがこれを境に照ノ富士は怪我に悩まされて自分の相撲が取れなくなって行きます。

負け越しては翌場所勝ち越しなんとか大関の地位を守り続けるような状態でした一時期13-2(優勝同点)12-3と復活したかに見えましたが今度は古傷であった左膝を悪化さらにはこの頃からの不摂生も祟ってしまい全く相撲にならない状況に陥ってしまいます。その後2場所連続途中休場により大関の地位から陥落します。更には状態は一向に良くならず数場所後には関取の地位からも陥落してしまいます。

(2)に続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?