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021 今日のお勉強は……(癌治療における)痛みを取ることの大切さ

《麻薬》
……って言葉を聞くと、見ると、ギョッとする
無条件で悪いイメージがある
それは、テレビや雑誌で麻薬について目にした事柄の殆どが犯罪とか死に結びついていた(と思う)から

今回は《医療用麻薬製剤》を含め、ガンの痛みを正しい知識で取るってことについて、ガン専門の権威あるドクター4人からお話を聞くことができた

まず、医療用麻薬っていう言葉(単語)は知っていたけれど、どんなものか知らなかった “医療用”とはいえ、ちょっと如何わしいイメージ、でも医療用ってことは普通のお薬みたいなものかな〜とか……その程度

=癌患者に生じる痛みって複雑=
○癌による痛み
  (がんの浸潤や転移に伴う傷み)
○癌治療による痛み
  (手術とか治療に関連する痛み)
○癌や癌治療と無関係の傷み
  (基礎疾患や慢性痛など)
一口に“痛み”と言っても、色々ある
痛みの原因、種類?によって治療法やお薬がそれぞれだっていうのも納得

だから、本人が、
あくまでも本人が!自分の言葉で!
キチンと伝えることがとても大切なのだそうです
○どこが
○いつから
○どんなふうに
○どれくらい
 (0〜10の数値での表現が良いらしい)
○痛みでできない事や困っている事

正しく伝えることによって、ドクターは最善の治療法を考えてくれる

=痛みをとることの大切さ=
普段、頭が痛かったり生理痛だったりで辛い(生活や仕事に支障がでる)とき、市販の鎮痛薬を使うととても楽になって、気分が晴れてくるっていう経験がある 
痛みが続くとすごくストレス感じて気持ちが沈んでしまうし、出来ない!というよりも何もしたくない、一生この痛みが続くのかも…なんて思ってしまう
だから、痛みを取ることが必要だっていうのも身をもって納得

更に
“激しい痛み”と
“免疫対応障害やがん病変悪化”と
“ストレス、不安”は
相互に作用(悪循環)して生存期間をも短縮してしまうというデータが有るそうだ
だから、鎮痛(痛みを取る)による心と身体のケアは癌との共生においては大きな意義があり必須だというのも更に、さらに納得

さて
《医療用麻薬製剤》に話しを戻します
ここはすごく専門的な部分なので、素人はサラッとだけ書きます
今日教わった限りでは、強い鎮痛薬は6種類(私が聞いたことがあるのは“モルヒネ”かな) 弱〜中等度の鎮痛薬は1種類

大切なポイントは
○国家が審査し、有効性及び安全性が確認された医薬品ということ
○最後の手段ではない
○中毒になるとか命を縮めることは無い
○痛みの症状によって投与量や投与間隔を変えられる(減らすことも可能)
○在宅や仕事を続けながらでも痛みの治療が可能

……………………
医療用麻薬製剤と向き合うことになるかもしれない、その時に腰を抜かさないで立ち向かえるように、お勉強してきました




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