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15.背中の溶けた♪ フリースのパーカー♪(丸みを帯びたU字の水槽)

背中…溶…?? って感じですが、着たままストーブの前でうずくまって寝落ちしたため、背中のボアの一部が少し溶けてペション…となってるフリースのパーカーが、二年前から私の制服になっています。
本当に好きなので「バッグ下げてりゃわからんやろ」と着てます。
そんなフリースのパーカーは多分こちら。
(色は秘密🤫)

再販希望の声が熱烈ですね。
私も正直、今着てるものと同じものが再販されたら、三着くらい買って、冬はそれだけで生きていきたいくらい好きです。
それくらいあったかくて、そんなに重たくなくて、裏もシャカシャカしないで(シャカシャカする素材が苦手)、洗濯できて、見た目も好きです。
最高。LOVE。

このnoteにも出てきます。

二年前、思い切ってユニクロの防風ボアフリースパーカを買ったらあったかいしそれをバッと羽織るだけですぐ外出できて行動力が上がり、『機動力をあげるためにも服装は重要』ということを知ったので、ファッション方面のダメダメ具合は早々になんとかしたいと思ってました。

「明日は休みだし出かけよう!」と思ってても、翌日、朝から着替えやら何やらでグニャグニャして、夕方陽が落ちてからようやく家を出る、みたいなことが滅茶苦茶あるので……。

これですこれ。
本当にこのパーカーをキッカケに、ファッションの重要性を考えるようになりました。

こんなに好き好き言ってるんだから、ストーブの前で寝落ちして背中を溶かしちゃった時はさぞショックだったんだろうな……、って感じですが、全然でした。
「あ、溶けてる。まあそんな長く着るわけじゃないし、良いか」
当時の反応はこんな感じです。

このパーカーを買って溶かした二年前は、全然ファッションのFの字も知らないような、むしろ色々とこじらせているために、「知りたくもないですイーーーッ!!」となってるような頃でした。(バッカモーン💢✊)
なので、パーカーを買ったのも、あくまで必要に駆られて。あと安くなっていたから。という理由です。
それでも、当時は新品の服を買うことがほぼなかったので、決断までかなりの時間を要したような気がします。

自分にとって必要で、買うまでに決意を必要としたのに、なんで「あ、溶けてる。まあいいか」だったのか。
それは、なんか、全てがどうでもいいような感じだったからじゃないかなあと思います。

新品の服を買うことが、自分にとってかなりの決断だとしても、「他の人にとってはユニクロで買い物をするなんて、鼻歌混じりにできることでしょ?」みたいに思ってました。
実際に着てみて、あったかくていい感じだなと思っても、「他の人はもっとあったかくてオシャレでいい服を着てるんでしょ?」みたいに思ってました。

自分の知らない世界で生きてる人と自分を勝手に比べては「どうせ」「どうせ」と、自分の持ち物を、自分の決断を、自分自身の人生ごと軽んじる癖がついていたため、背中が溶けても「なんかどうでもいいな」みたいに感じたんだと思います。

今はどうかというと、ガチ泣きです。
自分を軽んじることをやめるようにして、ユニクロにも怯えなくなって、あれこれ試着するようになって。
その結果、あったかくて軽くてシャカシャカしなくて形が気にいるボアパーカー、マジでなかなか無いということがわかりました。
今更、このパーカーの稀有さに気がつくという悲しみです。
似たようなフリースのボカパーカーをユニクロさんが冬に出してますが、なんか薄かったり形が好きじゃなかったりで、こう、違う……違うんだ……と頭を抱えてます。

ユニクロさん……頼む……再販してくれ……、と願いながら、自分を軽んじて、大切なものを凄く粗末に扱ってしまったことで、後々取り返しがつかなくなったりするんだなあと、なんとなくしみじみ胸が痛んだりします。

マジで再販して欲しいです。

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