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20.人の試着を見て泣いた話

緊張しいあるある!!!

『好きな人と会うと、しばらくは「あれは夢……?」「夢だけど夢じゃなかったー!!(悶絶)」の反復横跳びを繰り返し、数ヶ月後にようやくしみじみと振り返られるようになる』

あるあるというか、自己紹介ですね。
私がそうです。
その代わり、物凄く長時間「楽しかったあ……」と噛み締められるのでオススメです(?)。

アヅマさんとお会いしたんだよお!!!

知る人ぞ知る、文芸サークル『鰊パイ互助会』主催の『ごんぎつねアンソロジー』に参加させていただき、その発行日である文フリ東京に行って参りました!!
※自問自答ファッションと出会う前から「お噂はかねがね……」という感じだった『鰊パイ互助会』、その主催の一人、しきこさんは、ムーンプランナーユーザーの自問自答ガールズというDestiny(運命)でございます……。

東京へおもむく際、「私も、自問自答ガールズさんにお会いしたい…!!」と心臓バクバクさせながら決意して、ご厚意によりアヅマさんとお会いする機会を設けることができました!!

お会いできることが嬉しすぎてア…ワ…とばかりしている私に、
「行ってみたいお店とかありますか?☺️もし特に無ければ、いくつか探してみます!」
「こちらやあちらはどうでしょう?そちらやこちらもいいですね☺️」
と、スーパーエスコートなご対応をしてくださり、心の中で常時拍手をしていました。スッッッッッッゴイ……!!!
なお、私はずっと汚いち◯かわみたいになってました。ワァーイ!!

とってもオシャレで素敵!このお店行ってみたいです!!と決めたロブションカフェですが、始め「ロブションとは?🤔」と思って検索したら、サジェストに「ロブション ドレスコード」と出てきて「ゴクッ……」となったのが、実は決め手でした。(※行ったお店はカフェなのでドレスコードはありません)

当日、緊張しすぎて、お店近くの盆栽見て心を落ち着かせていた結果、若干お待たせするという「は?」なことを致しましたが、食事しながら色んなお話ができて楽しかったです!!!
メニューも、「◯◯の□□〜△△と共に〜」とかあって、テンション爆発するかと思いました。
本当、凄かったです……。

食べ物写真へたくそ選手権エントリー作品
『クリームブリュレのラズベリーアイス乗せ』
「この乗ってるのなんですかね? 砂肝?」と口走りそうになり、(初対面の方に食欲なくなるようなことを言うな!!!!!!!!!)としぬほど急ブレーキをかけて逆に挙動不審になったのは秘密です

この後、お時間まで一緒に試着の旅であちこち回ったんですが、最高でした。

最高でした。

ご飯食べてる間も心拍数がヤバかったLVのあがり症の上、私はほんとーーーーーーーーに試着がまだまだ苦手マンなので、特に試着せず店内をキョロキョロと見ておりました。
お店に入るだけでいっぱいいっぱいになりがちな状態なので、店員さんとアヅマさんのやり取りを見たり、店内を眺めているだけでも、物凄い勉強になりました。

店内のソファに座って、商品をまじまじと眺めてみたり、アヅマさんと店員さんの会話を失礼にならない程度にチラチラと聞いては「なるほどー、こういう感じにやり取りをするのか……」とふむふむしていると、アヅマさんが「どうですかー?」と試着姿を見せてくださいました。

えっっっっ???? 天使か????????

…………この時出来事をアヅマさんが書いてくださいましたが、実は私はmiumiuではなく、一番初めに入ったクロエで既に泣いていたことを、ここに懺悔します。

バッグを持って腕を上げて、首を傾げてポーズを取ったアヅマさんが、もう、あまりに、あまりに完璧で、私にはまだバッグの似合うとか似合わないとかはわからないんですが、笑顔とポーズがあまりにも完璧で、存在そのものがあまりにも素敵で、マジ胸に来て泣きました。
泣いたといっても、我慢しました。初対面の方の前で、店内で泣くのは流石にヤバいだろうとかなり必死で我慢しました。
私は本当に涙腺が弱いので、自分なりに泣くのを我慢する術を持っているので、それらを全力で駆使して我慢しました。
でも駄目でした。泣いた。
だってだって、あまりにも、あまりにも存在が完璧に素敵すぎたんだもん。

お店に行く途中の道で、ちょっと道に迷った時に
「私、道に迷っても自信満々に進んで行っちゃうんです」
みたいなことをアヅマさんが仰っていました。
そのことを思い出して、バッグを持ってポーズを決めたアヅマさんがあまりにも完璧に素敵で、更には何か凄い『自信の輝き』まで見えて、その『自信の輝き』が、お食事しながらお話ししたことや、それぞれの言葉にできないこととかも全部飲み込んだ上の光だとかなんだとかそういうことまで考えしまって。
色々悶々ぐるぐる考えるから涙が出るということを自分でわかっているので、必死に思考を止めながら、涙がこぼれそうな時は涙を鼻の方に流すイメージで斜め上を見るといいという自己流の涙の止め方を実践していましたが、涙目で上を向いた時の、クロエのソファに座りながら見た天井の照明が、もの凄くキラキラ光っていて、本当に綺麗で、光が降ってくるかと思うくらい眩しく見えて、なんかもう泣けてきてしまって、涙腺が決壊しました。(そして一瞬で拭いて頑張って止めた)

その後はもう、なんか見るもの全てが眩しく見えて、滅茶苦茶いろんなものをまじまじと見ていました。
服を見ているアヅマさん、対応している店員さん。
友達と一緒に「香水を探してて」とやってくる方。荷物を持ちながらバックヤードに入るために、扉をグッと肘で押す店員さん。何かの相談なのか、そっとやってきた別のお店のスタッフさんらしき方。
なんだかそういう営みの一つ一つが、どうにもこうにもすごく素敵に見えて、涙ぐんでいました。(でもこの辺りから必死の攻防により涙を止めるのに成功しているので傍目にはスン…としている)

昔、友人にくっ付いて服屋さんに入るも、「自分とは全く関係のない世界だなあ」と何となく居心地の悪いような、むしろ軽い敵意すら持ちながら、あまり周りを見ないようにしつつ、ボーッとしていたことが何度かありました。
その時とは違って、こうして、じーっとあちこちを見ているだけでも、私はファッションの当事者で、この世界に関係ないなんてことはないと思えていたのが、何だかとても不思議な心地でした。

そんな感動と、不思議な心地を味わいまくっていたので、別の階に行くときにエスカレーターで登りながら、アヅマさんに「ヤバい!」「最高!」「ヤバい!」「最高!」とめちゃくちゃ言ってた気がします。
それくらい、最高でした。

人が試着しているのを見て、あれやこれやと考えては泣くなんて、孫の運動会を見て泣くおばあちゃんかな? みたいなことをやらかしておりますが、でも、本当に、あの瞬間のアヅマさんは、この世で一番素敵だったと言えるくらいに素敵でした。
他人と脳を直結して、記憶の中の映像を見せることができるなら、お見せしたいくらいです。
あの時の完璧なアヅマさんと、クロエのソファに座って見た、落ちてきそうなくらい眩しい天井の光は、多分、走馬灯で見ると思います。

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