ep36 村境ルート探索#4 (和田ノ森から和歌山県境河俣へ)
2024年2月11日(日曜日)
冬季に入り中々探索に出かけられませんでしたが、久々にルートを確認実施です。
前日夜更かしをしてしまって今朝は起きる事が出来ませんでした。アマプラの古い野球アニメ『キャプテン』の沼にハマって、昨夜はカウチポテトでした。
10:30頃に橿原市を出発。明日は果無山脈縦走路付近の村境を探索予定なので、その先の状況を確認する為に出かけました。雪の状況はwebで確認出来ます。先日の雪は溶け、通行に支障はなさそうなので、高野山より龍神スカイラインを抜けて十津川村へ行く事を選びました。
天気予報では晴れでしたが、高野龍神スカイラインに入ると雪が降って来ました。昼前でもマイナス気温。やはり山の天気は侮れません。
スカイラインを抜ける前に立ち寄りたい場所がありました。野迫川村の立里荒神社です。
立里荒神社は空海が高野山を開く時に祀ったと言われています。荒神岳の山頂に商売繁盛•火の神様として、火を扱う方々が良く参拝される場所です。
前回の遭難事件で書き記した生徒達が初日宿泊した場所でもあり、一度訪れてみたいと思っていました。その時皆で見たであろう大峰の山々が遥かに望めるものの、今回はかすかに見る事ができました。スカイラインからは6キロ程度離れています。バスが通れる程の道で、雪の溶けていない場所があります。
再びスカイラインに戻って龍神村を目指します。今回の目的は十津川村と龍神村の境にある河俣という場所周辺のルート確認です。ただ、出発時間が遅く、寄り道したので到着が午後2:30となってしまいました。
果無山脈縦走路の和田ノ森から河俣へ下る道は、地図上の破線で確認出来ますが、丹生の川を渡る必要があります。昔は吊り橋が架かっていたかもしれませんが、廃居が並ぶ集落から見るに、もう既に落とされたのか橋は見当たりません。
ここで、少し下流の龍神側に一本吊り橋が架かっているのを覚えていたので、実際渡れるのか確認しました。事前に地図をチェックしていましたので登り口の確認が出来ればタイムリミットまで登ってみようと急ぎ準備します。
案外しっかりした吊り橋で、現在でも水取りや林業で活躍している様でした。そこに車を置き、ルート確認を行いました。
今回の相棒は愛犬のマーブル(ビーグル犬)です。山は大好きですが、吊り橋が苦手なので抱っこで渡ります。対岸側は植林地対で、はっきりとした道は無く、間伐された杉を跨ぎながらルートを見つけます。和田ノ森から明確な道はありませんが、急登に耐えひたすら尾根を登ります。
標高800メートル付近から雑木林になり、明るくなります。一升瓶や手鍋、銅線などが散見され、山仕事で人が入っていた形跡が残っています。
和田ノ森へ行くルートと河俣へ直接下る分岐点に到着しました。ここでやっと村境に合流です。時刻は3:30、もう少し和田ノ森へ進みます。ここは少し下って、再び上りに入ります。木がおおい茂ってルート確認が少々難しかったです。
ここからの村境には杭が立てられていて、踏み跡があります。かつて河俣からは結構往来があったのかも知れません。途中で下方に作業道が並走します。林業用の道で、安堵山方面から伸びる道です。少し見晴らしの効く場所を今回の終点とし、和田ノ森が近くに確認できた為、復路を急ぎます。
下りは自分の足跡を辿って進みました。急な下りですが、杉林は手入れされていて、ガレておらず地面が柔らかく歩き易いです。
まだ日がある明るいうちに車に戻り、河俣から牛廻山方面への登り口を探します。龍神側の集落から登れそうですが、民家の前を通るので遠慮したい所でした。予め衛星写真で確認した作業道の様な箇所を確認しました所、河俣の集落上まで伸びている様でした。ここは後日確認しなければなりません。
このルートは村境を北に進み、大峠山、牛廻山へと続く道となる予定です。こちらのルートはネット上での足跡は発見できず、ルート探索となります。
まだまだ長い道のりですが、ルート繋げる作業は楽しいものです。十津川温泉まで抜ける途中、引牛峠からこの先の稜線を確認しました。アップダウンがありそうです。
明日はいよいよ村境何南西部の探索を行います。果無山脈縦走路以外は全くの初ルートです。どの様な場所が待っているのでしょうか? 乞うご期待!
おまけ
参加者 Kenta、マーブル
ログ ヤマレコにて公開
動画はこちら(ショート動画)
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