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福岡から大分へお雛祭りロード

福岡県柳川市では女の子が生まれて初めての「雛祭り」に、自宅の座敷に飾った、雛人形と、さげもん、糸まりなどを色んな人に解放して、見てもらうという『さげもんめぐり』という行事がありました。
家の者は、訪れた人達をもてなさなければいけなかったそうです。
現在は、イベントとして、市がバックアップしているので、観光施設などで「さげもん」を
展示して、より観光客に楽しんでもらうようになっています。

部屋一杯に飾られています。


市では『さげもんめぐり』の地図を作って観光客に配っています。
色んなところで、見て回れるようになっています。
今年のお祭りは2月11日から4月3日迄、二ヶ月程あります。
イベントとして、「おひな様水上パレード」や「流し雛祭」などがあります。

おひな様水上パレード

実は、柳川だけでなく、国道210号線沿いには、色々な「雛祭り」があるのです。

久留米から日田の方へ向かった所に浮羽郡吉井町という所があります。
重要伝統的建造物保存地区で白壁が特徴的な町並みが残っています。

吉井町の街並み


ここに、“押し雛”という壁掛けのような、羽子板に貼り付けてあるもののような雛人形があります。「おきあげ」と呼ばれています。
あと、「箱雛」といって桐箱に入れられたお雛様が特徴です。

箱雛
おきあげ


今年の開催は、2月11日から3月20日まで、「筑後吉井おひなさまめぐり」があるそうで
す。

日田市まで行くと、天領日田の豆田町、隈町界隈と江戸時代を残す街並みがあります。
日田は、小京都といわれています。

日田 豆田町


近年「雛祭り」も盛んで、国指定重要文化財の草野本家や、広瀬資料館(儒学者「廣瀬淡窓」の生家)などでは昔、豪商達が買い求めた雛人形を見学できます。

日田の雛祭り


今年は2月15日から3月31日まで、開催しています。
ここにも「流し雛」があり、元々、厄払いの為に雛人形を流したのが始まりで、「雛祭り」になったそうです。

流し雛

何処の街も、江戸時代の名残りを感じる街並みがあり、「雛祭り」の華やかな季節に、街めぐりをするのも楽しいと思います。

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