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大学受験体験記 母編

長男の受験が終わりました。
無事に大学生になるのですが。

第一志望の国立大学に不合格となりました。
前期、後期どちらも同じ大学、学部への挑戦でした。

共通テストの得点から、予備校の予想みたいなのと照らし合わせて決めるわけですが、予備校の判定が良かったので長男も多少自信もあったようです。

もともと国立大学理系志望のため、私立大学については全く調べていませんでした。調べた方がいいんじゃなーいなんて言っていたのですが、その気が全くないので。
私立を受けないと言っていましたが、色々な人のアドバイスを受けて、共通テスト利用で絶対受かるだろうと思う大学だけ何校かに出願。すべて合格。

国立大学が不合格なため、合格している私立大学を選ぶか、浪人となります。長男は、私立大学を選んだわけですが、共通テストで受かるであろう大学の中から、この大学が良いかなという選び方だったので、より自分の実力MAXで挑んだ大学と違うんですね。

短い期間に、自分の4年間の行き先を学力、運みたいなことで決めていくわけで、親は何もできる事はなかった気がします。願ったり、色々なことを整えたりしましたが。

長男にしたら、不合格した事はとても大きなショックだったと思います。同級生は有名大学に半数くらいがいくような高校に通っていたので、その中で自分が進学する大学に対してどう気持ちを上げていくかみたいな。

そんな事を近くでみてきたわけですが、1月から3月までの気持ちの変化は私にも色々あって。願いが叶わなかったって事かななんて思ったんですね。仲の良い友達は、ほぼ第一志望やら有名大学に合格していたし、高校の中でも半数がそうなんでね。そうじゃない側になっちゃった。色々と私にも思うところはありました。有名大学に行った方が良いという事ではなく、まず行きたいところに行かせてあげたい気持ちだったこと。それと、私自身が受験生の母となると、同級生のお母さん達の自分への子への第一志望合格や、有名大学合格の喜びを爆発させている様子とかに対して、自分の状況は違うということなんですね。

けど、行くと決めた大学を見学してみると、とても静かな場所にキャンパスがあり、街全体が落ち着いていて。規模も大きくなくて、のんびりしたところが好きな長男には合っているなと思ったんですね。
なんていうんですかね、長男にとって4年間生活する場所としてはすごく良いんじゃないかって。
大学を決めるにあたって何が引っかかるかといえば、やはりランクみたいなものがあり、周りがどうみるかみたいな事なんですね。それは、長男にも私にもあって。そうなるようになっているんですよね、学校というものが。気にしないようにもしながらも、やっぱりそのような話が周りにたくさんあればやはり気になって。
けどですね、今は、周りを気にしても仕方ないなって思うし、不合格をどうしてそうなっちゃったのかって反省しても何の意味もないんじゃないかと思うんですよね。終わった事ですから。
それなら、これも意味のある事なんだろう、長男にとって良い結果であったのだろうと意味付けして良いんじゃないかなって思いました。

自分の気持ちを曲げる事なく、長男も私もすごく残念な気持ちがあるって言うのは感じる必要があるなって。それをないものとせずに、きちんと意識してみる。ケアしてあげる。

大学進学先は、色々な方から聞かれる事が多いんですよね。その時に、卑屈になる必要もないし、痩せ我慢することもないなって。落ちた残念な気持ちを表現したら可哀想とか、気を遣われるなんて思って笑い話にしちゃう自分がいるんですけど、それはしないようにしようって思いました。  

長男にとっての本当の幸せを追求してもらいたいですね。




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