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ChatGPTを使用したアンケートシートの作成~簡易版ビックファイブテストを子供向けに作ってみた。~


はじめに

 今回はChatGPTを使ってアンケートの作成はできないのかと考えました。学校では、いじめ、体罰、授業評価等様々なアンケートがあります。私がいた学校では、4月に6回ぐらいアンケートしていました(笑)

 このことからアンケートを作成する手間ChatGPTを使えば減らせるのではないかと考えました。 

 今回題材として、たまたま見た動画でビックファイブについてアンケート形式にはできそうなので利用しようと思います。

そもそもビッグファイブとは?

ビッグファイブ分析は、人の性格を5つの主要な次元で評価する心理学的モデルです。それぞれの次元は次のようになっています。

  1. 外向性(Extraversion)

  2. 協調性(Agreeableness)

  3. 誠実性(Conscientiousness)

  4. 神経症傾向(Neuroticism)

  5. 開放性(Openness)

教育におけるビッグファイブの活用

ビッグファイブは、子供たちの個性や特性に合った教育プログラムの設計、クラス内の人間関係の解析、教育効果の評価などに役立つと考えています。例えば、誠実性が高い子供は計画性があり、独学が得意な場合が多いため、そのような性格に合わせた教材や授業プランを提供することができます。

ただし注意!

このテストはその簡単な模倣版ですが、あくまで参考程度としてご理解ください。また、教員としてアンケートに頼りすぎると本質を見落とすと考えています。これもあくまで参考程度に使用してください。

ChatGPTを使用した検査シートの作成

ChatGPTは多くの場面で活用されていますが、教育においてもその可能性は広がっています。具体的には、ChatGPTを使用してビッグファイブの検査シートを作成しました。それが以下のようになります。

【ビックファイブテスト 試作品】
開放性
新しい経験に対して積極的ですか?
はい / いいえ

誠実性
タスクを計画的に行いますか?
はい / いいえ

外向性
社交的な活動が好きですか?
はい / いいえ

協調性
他人の感情や考えを重視しますか?
はい / いいえ

神経質性
小さなことで緊張や不安を感じますか?
はい / いいえ

結果の解釈「はい」と答えた項目は、その性格特性が強い可能性があります。
「いいえ」と答えた項目は、その性格特性が弱いか、または平均的である可能性があります。

 これだと子供たち向きではありません。では子供向けに内容を改良してもらいましょう。

【私からの指示】
このテストを子供向けに作り直してください。

すると次のように出力がかえってきました。

【子供向け ビックファイブテスト 試作品】
好奇心(開放性)

絵を描くのは楽しい?
新しい友達と遊ぶのはどう?
知らない言葉が出たら、意味を調べたい?
新しい遊びやスポーツを試してみたい?
いろいろな国や文化に興味がある?

しっかり者(誠実性)
宿題はちゃんとやる?
片づけを自分からする?
約束を守る?
計画を立てて行動する?
遅刻しないように心掛ける?

おおらか(外向性)
たくさんの人と遊ぶのは楽しい?
人前で話すのは大丈夫?
音楽やダンスが好き?
ゲームやスポーツでリーダーをするのはどう?
新しい場所で遊ぶのはわくわくする?


やさしい(協調性)
友達が困っていたら手伝う?
分け合いができる?
嘘をつかない?
他の人の意見も大事にする?
動物や自然を大切にする?


ちょっぴり心配(神経質性)
失敗するとすぐに悲しくなる?
新しいことをする前に心配する?
たくさんの宿題が出ると気が重くなる?
ちょっとしたことで怒ったりする?
わからないことがあると、すぐに親や先生に聞く?


結果の解釈各領域で「はい」が多い場合、その性格特性が強い可能性があります。
各領域で「いいえ」が多い場合、その性格特性が弱いまたは平均的である可能性があります。

このテストは非専門的なものですので、専門的な評価が必要な場合は、専門家に相談することをお勧めします。

まとめ

今回はここまでにします。アンケートの作成については、項目を5段階にしてくれるなど、指示によってたくさんのアンケートを作成できますね。これで教員の負担減につながればいいのですがね。

ちなみに、いまだに学校では紙でアンケートを実施するところが多いと思います。これを紙でなくパソコンやアプリのアンケート機能などで行えば、教員の負担が少し減るのではないかと感じています。ぜひ広がっていってほしいですね。今日はここまでにします。


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