フランス展覧会情報

パリと地方の展覧会情報を毎月アップしていきます。そのほか、特別コンテンツも随時販売。フ…

フランス展覧会情報

パリと地方の展覧会情報を毎月アップしていきます。そのほか、特別コンテンツも随時販売。フランスのコアな美術情報をお探しの方にお届けします。

最近の記事

フランス展覧会情報(2024年4月_4)

「オリンピスム ー 近代の発明、古代の継承」 ルーヴル美術館(パリ) 2024.4.24 - 2024.9.16 https://www.louvre.fr/expositions-et-evenements/expositions/l-olympisme 三度目の開催となるパリ・オリンピック・パラリンピック2024を記念し、ルーヴル美術館では近代オリンピック誕生の歴史的・文化的由来を探る。1896年にアテネで開催された第一回アテネオリンピックは、ピエール・ド・クベルタン男

    • フランス展覧会情報(2024年4月_3)

      「マッチ | デザイン&スポーツ - 未来へと向かう歴史」 リュクセンブルク美術館(パリ) 2024.3.13 - 2024.8.11 https://museeduluxembourg.fr/fr/agenda/evenement/match スポーツとデザインは長年相互に影響を与え合う分野である。素材をはじめ、美学的および人間工学的に進歩を重ね、アスリートの高い要求に答えるのがデザインの役割ともいえる。本展は2024年パリオリンピックを記念し、未来のスポーツとデザインに

      • フランス展覧会情報(2024年4月_2)

        「アンドレ・セラーノ アメリカの肖像」 マイヨール美術館(パリ) 2024.4.27-2024.10.20 https://museemaillol.com/expositions/andres-serrano/ アメリカ出身の美術家アンドレ・セラーノ。自らを写真家と定義する作家によって、政治、宗教、死、性、貧困といった困難なテーマを巡り撮影された現代のアメリカを展示する。不都合な現実を喚起し鑑賞者を時に当惑させるセラーノの作品は、しばしば検閲や破壊的報復の対象ともなってい

        • フランスでマティス巡礼

          国立新美術館で「マティス 自由なフォルム」(2024年2月14日~5月27日)が開催中です。昨年の東京都美術館でのマティス展(パリ、ポンピドゥー・センターより150点貸し出し)に引き続き、ニース市立マティス美術館の所蔵作品を中心に構成された本展では、19世紀後半の油彩からフォーヴ、そして「切り絵」の手法を見出した晩年の境地に迫るようです。そこで、マティス大好きなみなさまに向けて、そして現地フランスで「マティス巡礼」を慣行したいと願うみなさまに向けて、フランス国内でマティスにま

          有料
          300〜
          割引あり

        フランス展覧会情報(2024年4月_4)

          フランス展覧会情報(2024年4月_1)

          「感覚と印象」 ストラスブール近現代美術館(ストラスブール) 2024.3.19 - 2024.12.15 https://www.musees.strasbourg.eu/-/sensations-et-impressions 1998年オルセー美術館より寄託された20点あまりのシスレー、ラヴァル、マイヨール、ヴァロットンらの作品を中心に、印象派および後期印象派がいかに近代の構築に寄与したかを改めて辿る。シスレーに代表される非物質性に富んだ点描の風景は、一方で、モネやセザ

          フランス展覧会情報(2024年4月_1)

          フランス展覧会情報(2024年3月_4)

          「トゥールーズ=ロートレック、ポスターの先駆者」 ボナール美術館(ル・カネ) 2024.3.16 - 2024.6.9 https://museebonnard.fr/index.php/fr/les-expositions/expo-en-cours 華やかなりしベル・エポックのパリを彩ったロートレックのポスターおよそ80点を展覧する。1891年から1899年の間に制作されたリトグラフ作品に加えて、オルセー美術館から貸し出された2点の絵画もあわせて紹介し、その鋭敏な感性

          フランス展覧会情報(2024年3月_4)

          フランス展覧会情報(2024年3月_3)

          「レオンス・ローゼンバーグのアパルトマン ー デ・キリコ、エルンスト、レジェ、ピカビア」 ピカソ美術館(パリ) 2024.1.30 - 2024.5.19 https://www.museepicassoparis.fr/fr/dans-lappartement-de-leonce-rosenberg-de-chirico-ernst-leger-picabia ギャラリスト、レオンス・ローゼンバーグの幻のアパルトマンの再現を通じて、二つの大戦の合間に美術家達が形成した視覚

          フランス展覧会情報(2024年3月_3)

          フランス展覧会情報(2024年3月_2)

          「1874年、パリ 印象派の始まり」 オルセー美術館(パリ) 2024.3.26 - 2024.7.14 https://www.musee-orsay.fr/fr/agenda/expositions/paris-1874-inventer-limpressionnisme 1874年4月15日、パリで第一回印象派展が開催されて、今年で150年を迎える。これを記念して、本展はおよそ130点の作品を一堂に会し、当時の社会的な背景と芸術的な動向をたどりながら、「印象派」の作家

          フランス展覧会情報(2024年3月_2)

          フランス展覧会情報(2024年3月_1)

          「タター / マティス - 無題」 ニース市立マティス美術館(ニース) 2024.3.16 - 5.27 https://www.musee-matisse-nice.org/fr/exposition/djamel-tatah/ フランス出身の画家ジャメル・タター(1959年 -)による30点あまりの絵画を美術館所蔵のマティス・コレクションと展示する特別展。画家自身が選んだ100点あまりのマティスのドローイングおよび彫刻作品は、INHA(国立美術史研究所)の特別貸出によっ

          フランス展覧会情報(2024年3月_1)

          フランス展覧会情報(2024年2月_4)

          「ボディからボディへ ー写真の物語(たち)」 ポンピドゥー・センター(パリ) 2023.9.6 - 2024.3.25 https://www.centrepompidou.fr/en/program/calendar/event/CGOU5n9 120人におよぶ写真家による500点以上の写真作品を展示し、20世紀および21世紀における様々な人間像についての洞察を促す展覧会。パリ国立近代美術館の所蔵作品と個人コレクター、マリン・カルミッツのプライベート・コレクションという二

          フランス展覧会情報(2024年2月_4)

          フランス展覧会情報(2024年2月_3)

          「モードとスポーツ、表彰台から他世界へ」 装飾芸術美術館(パリ) 2023.9.20-2024.4.7 https://madparis.fr/Mode-et-sport 2024年パリ・オリンピックの開催に先駆け、モードとスポーツという一見相違するふたつの繋がりを古代から現代まで探求する企画展。450点あまりの服飾、アクセサリーから、クロッキー、雑誌、ポスター、絵画、彫刻といった作品展示を通じて、スニーカーやスウェットをはじめ、運動競技の服がいかにファッションモード界に影

          フランス展覧会情報(2024年2月_3)

          フランス展覧会情報(2024年2月_2)

          「メトロ!動き出すル・グラン・パリ」 建築・文化財博物館(パリ) 2023.11.8 - 2024.6.2 https://www.citedelarchitecture.fr/fr/agenda/exposition/metro-le-grand-paris-en-mouvement 現在建設工事中のパリ郊外の拠点を結ぶメトロ線「ル・グラン・パリ・エクスプレス」プロジェクト。パリを経由せず、人々の移動を可能にする大規模な開発工事は2014年に開始され、68個におよぶ新しく

          フランス展覧会情報(2024年2月_2)

          フランス展覧会情報(2024年2月_1)

          「ギュスターヴ・モロー 中世の再発見」 ギュスターヴ・モロー美術館(パリ) 2023.11.15- 2024.2.12  https://musee-moreau.fr/fr/agenda/evenement/gustave-moreau-le-moyen-age-retrouve 画業の全般を通して中世の復活をテーマに掲げた画家ギュスターヴ・モロー(1826-1898)。『キメラ』や『一角獣』といった有名作品はもとより、シェイクピアに影響を受けた1850年代から、スタイル

          フランス展覧会情報(2024年2月_1)

          フランス展覧会情報(2024年1月_4)

          「1905-1925 近代のパリ」 パリ市立美術館プティ・パレ(パリ) 2023.11.14-2024.4.14 https://www.petitpalais.paris.fr/expositions/le-paris-de-la-modernite ベル・エポックから狂乱の時代、1905年から1925年のパリを、ドロネー、デュシャン、ローランサン、レジェ、ピカソといった芸術家たちのおよそ400点余りの作品、および写真を含む貴重な資料から振り返る。国際交流、文化芸術、そし

          フランス展覧会情報(2024年1月_4)

          フランス展覧会情報(2024年1月_3)

          シュザンヌ・ヴァラドン - 自身の世界 ナント美術館(ナント) 2023.10.27-2024.2.11 https://museedartsdenantes.nantesmetropole.fr/suzanne-valadon 19世紀後半から20世紀の前半にかけて、パリ、モンマルトルを拠点に活躍した画家シュザンヌ・ヴァラドン (1865-1938)。モーリス・ユトリロの母であり、ルノワール、ロートレックらの絵画モデルを務めながら独自の表現を追求した。本展はポンピドゥー・

          フランス展覧会情報(2024年1月_3)

          フランス展覧会情報(2024年1月_2)

          「ピーター・ドイグ 世紀の反映」 オルセー美術館(パリ) 2023.10.17- 2024.1.21 https://www.musee-orsay.fr/fr/agenda/expositions/peter-doig Last minutes! 現在存命中の最も重要な画家のひとりとして数えられるピーター・ドイグ。オルセー美術館コレクションとの対話を企図し、遠近法および色彩などモダニスムの諸問題に問いかける画家の最も重要な作品数点を展示。ピーター・ドイグの個展はフラン

          フランス展覧会情報(2024年1月_2)