見出し画像

「素敵な先生」ってなんだろう

教育実習2回目を控えた最近、ある先生がかけてくれた言葉を思い出すようになった。

「まいこさんは素敵な先生ですね」

この言葉を聞くと未だに込み上げてくる気持ちで目元がうるうるする。大学の授業で自分が先生としてどうあるべきなのかわからなくなってしまった時、その授業で感じた迷いや葛藤を先生に打ち明けた時に、最初に先生が私にかけてくれた言葉。当時、その言葉を聞いて一気に涙が溢れてきたのを覚えている。どうして涙が出てきたのかは分からない。今でも分からない。ダイレクトな言葉に胸を打たれたのかもしれない。

あれから、先生が何をもって「素敵な先生」と言ってくださったのか自分なりに考えていた。それは今でも。気持ちを打ち明けた時の自分を振り返ると本当に迷ってばかりだった。ここに「素敵な先生」の本質があるんじゃないかなと思った。子どもや問題を観る時、自分の価値観だけで判断をしていないだろうか。自分が見たもの、感じたものだけを信じきっていないだろうか。自分が見たもの、感じたものは「絶対」だと言いきれるのだろうか。

この問いをいつまでも忘れないでいたい。そしていつまでも迷い続けられる教員に私はなりたい。迷い続けた先にあるものを私は見たい。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?