見出し画像

俺を置いて先にいけ!

「俺を置いて先にいけ!」
人生で一回は言ってみたいものだ。

さて、この言葉を聞くと、登場人物として主人公・仲間・強敵を思い描くのでは?


まったく同じ感覚の人は、格闘ゲーム、バイオハザード、週刊少年ジャンプが好きなはず!それなら、私と一緒だ。安心してくれ。

で、本題は、この「俺を置いて先にいけ!」というパワーワードを言ったあとは、どんな気持ちなんだろう?ということ。

シチュエーションをイメージすると、
主人公が強敵に苦戦し、そこへ助けに入る仲間が命をかけて言うセリフ、といったところだろう。

このセリフを言ったあと、次の場合、仲間はどんな気持ちか?を考察したい。
なお、主人公=佐藤、仲間=鈴木と仮定し、自分の身近なこととして捉えてほしい。

ケース①
鈴木「俺を置いて先にいけ!」(命懸け)
佐藤「ありがとう!助かるよ」
鈴木(マジ?)
   (二人で戦えば勝てるんじゃね?)
   (普通置いてく?アイツ、ヤバ)

この場合だと、鈴木のモチベーションはガタ落ち。勝てる敵にも勝てない。結果、敵が佐藤の背中を追って来るかと。仮に私が鈴木なら、生還した際に佐藤の対応を非難し、近所に言いふらすだろう。

ケース②
鈴木「俺を置いて先にいけ!」(命懸け)
佐藤「俺も戦うよ!」 
鈴木(ありがてぇ~) 
   (感謝!感謝!)
   (おまけに恩も売れたしラッキー)

この場合は、完全に鈴木のペース。賭けに勝ったと言っても過言ではない。普通なら佐藤が来れないようにロープの橋を切るや、謎の扉が閉まるなどの演出があるが、世の中そんなに都合は良くない。


これでわかったが、「俺を置いて先にいけ!」は、相手を試すような言葉だと感じた。ただし、ハイリスクである。勝手に賭けて、もし本当に置いてかれたら敵に負ける。
ここはカッコつけずに、一緒に倒そうぜ、が定石である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?