見出し画像

ヘッドハンターとの上手な付き合い方

こんにちは、縄文アソシエイツのnote担当です。今回はリクエストいただいたお題で、良いヘッドハンターを見つけたときに、そのヘッドハンターと長期的な信頼関係を築くにはどうしたらいいでしょう?という、嬉しい問い合わせをいただいたので、一本書かせていただきます。

まず大前提として、良いヘッドハンターは中長期での付き合いを前提としています。これは逆に企業側の立場で考えると当然の話なのですが、数回の面接で企業が候補者の全てを見抜くことは正直不可能です。よって企業側がヘッドハンターに期待していることとして、会ったばかりの候補者や、表面上の経歴しか知らない候補者を連れてくるのではなく、数年来の付き合いで、仕事上のスキルや能力だけでなく、性格や人柄も含めて知っているなど、場合によっては良いところも悪いところも理解して、その上で貴社にこの方は合うと思いますと紹介してくれるヘッドハンターが良いことになります。

ついては、ヘッドハンターとしては、案件のあるなしに関係なく、良い候補者とは、最低でも1年に1回ぐらいは定期的にやりとりしたいという潜在的な欲求があります。もちろん、ただの情報交換ばかりになって、皆さんの貴重な時間を無駄にしてもいけないので、幹部人材のマーケット感をお伝えすることも含めて、適宜案件を紹介したりもしますが、ヘッドハンター的には、その方の将来を考えたら、今は踏ん張りどころで、今すぐは転職をしない方がいいと感じる場合もあり、その際は、むしろ現職でしばらく頑張りましょうという話をしながら、案件紹介を敢えて避けることもあります。

つまり、ヘッドハンターとして付き合い辛いのはどういう方かというと、転職を考えるようになったら自分から連絡するので、普段の情報交換は必要ないという態度がハッキリしている方。また、転職を考えていない時でも会うことは構わないが、会うからには、必ず何か案件紹介をして欲しいという方は、なかなか定期的なコンタクトは難しいことになります。

ただ、そうなると、いざその方に本気でご提案してみたいと思う案件が出てきて、当人にも興味を示してもらえた場合にも、企業側に提案した時に、各種の質問に答えきれなかったり、それが故に、こちらも100%の確信を持って推薦できなかったりということが発生して、ご縁が生まれずとなり、いろいろな意味で勿体ない!となってしまうこともあります。

もちろん、連絡や会う頻度も多ければ多いほどいいという訳ではなく、経験則的には、特にお互い大きな動きがなければ、短くても半年に1回、長くても2年に1回ぐらいお会いしていれば、数年お付き合いすることで、お互いについてはかなり知ることが出来るという感覚でしょうか。

そういう意味では、昇格や異動、転職など、キャリアの節目の際には、負担にならない程度でメールなどでご連絡いただくと、大変ありがたい!というのはありますが、別にそれも必須ではないと考えています(日経新聞などの人事発令に載るレベルであれば、ご連絡いただかなくとも、こちらからちゃんとチェックしていたりします!)

敢えてお願いするとすれば、久しぶりにお会いしませんか?というご連絡を、コンサルまたはアシスタントから連絡させていただく際、お忙しいとメールをすぐに返信できないことがあるのも理解していますし、週末になってからでも全く構いませんので、忙しいときには、現在忙しい旨と、いつごろならお時間取れると思いますなど、簡単にでもお返事いただけるとありがたいと思っています!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?