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良いヘッドハンターの見極め方?

こんにちは、縄文アソシエイツのnote担当です。最近、虎ノ門では虎ノ門ヒルズ ステーションタワーも開業して、ますます賑わいを増してきています。ランチの選択肢が増えたのは嬉しいですが、ランチ代も年々上がってきているのが個人的には苦しいところです汗

さて、今日のお題は、良いヘッドハンターと、そうでないヘッドハンター、どうやって見分けるのがいいでしょう?という質問に対する回答です。

もちろん、私たちもそれが本業であり、どうしてもポジショントークを完全に抜きにはできないのですが、いろいろなヘッドハンターや人材紹介会社からアプローチ、コンタクトがある方からすれば、少しでも判断基準が欲しいと思いますので、自爆覚悟で少し書いてみたいと思います。


① 自身の経歴をちゃんと開示しているか

ヘッドハンターは、候補者の方に、職歴から学歴、細かい業務内容から、場合によっては年収や家族構成など、かなりプライベートなお話までお聞きする必要があります。なので、最低限、質問するヘッドハンター自身も自分の経歴はしっかり開示すべきであり、職歴が短い会社名を伏せたり、一部学歴を伏せる方もいますが、今までの経験上、あまりフェアではないと感じています。過去の著名なヘッドハンターを見ても、自身の経歴は明確にしている方ばかりです。

② 候補者へのコンタクト時に守秘義務を守っているか

業界の中から見ても、昔から長く活躍しているヘッドハンターは、実際に候補者に会って、お互いの自己紹介・情報交換を経て、関係構築してからでしか、案件紹介したい会社名を開示しないことが一般的なようです。

ときどき、お互い時間を無駄にしないために、コンタクトするときのメール等でまず案件の概要や会社名を書く方が良いという意見も見受けられますが、候補者と会う前に、お互いまだよく知らない段階で、案件の内容を開示してしまうようなヘッドハンターが、企業に対しても、個人のプライバシーを守るということがあるでしょうか? 優秀なヘッドハンターは、個人に対しても、企業に対しても、秘密保持に細心の注意を払っています。

③ メールや電話でのレスポンスが早いか

これはヘッドハンターに限らないと思いますが、良いヘッドハンターは、メールや電話でのレスポンスが非常に早いです。その場で分からないことに関しても、いつまでに確認してご連絡しますと、受領確認の返信が来ることも珍しくありません。良いヘッドハンターはメールの返信が早いです。

ただし、候補者が不安にならないよう、毎日、毎週でも連絡してくれるという意味ではありませんのであしからず! お医者さんではないですが、手術前や手術後に説明はしっかりできても、手術中は手術に集中したり、他の患者さんの対応をする時間も必要なように、優秀なヘッドハンターは、コミュニケーションの頻度を高くしたり、少し間を置いたり、状況に応じて最適な頻度でコミュニケーションを取っているという前提での話になります。

④ 話をしている情報が、社内でも共有がされているか?

これは良し悪しもあるのですが、自身の数字や評価に拘りのあるヘッドハンターの場合、良い候補者と会ったと思うと、これは私の候補者であり、私がどこかに決めるというスタンスで、社内には、その方の情報共有をほとんどしない人がときどき見受けられます。その分、当該候補者のために必死で動いてくれるという見方もできるのですが、普通に考えると、個人でカバーできる案件の数と、たとえ十数人の会社でも、会社全体で扱っている案件の数を比較すると、実態は候補者の不利益になることの方が多いようです。

本来は、『私の候補者』という考え方そのものがNGで、弊社の場合はそれを認めない仕組み、評価制度になっていますが、あえてそれを見逃している会社もあると聞きます。実際、一般の人材紹介会社であれば、求人票を元に話を進めていく前提で、案件の細かな詳細よりも、自分自身のことを深く理解してくれる人がエージェント側にいた方が有利に働くケースが多く、自分に専属で誰かが付いてくれる仕組みにも良いところはあります。

一方で、ヘッドハンティングの世界においては、ポジションの高さや秘匿性から、求人票が必ずしも存在せず、どういう会社で、どういった人材を探しているかなど、企業のトップから聞く生の情報を候補者に伝えていく必要があるため、案件の中身をよく理解しているヘッドハンターが一緒に進めた方が良いことが多く、企業側の担当者がある程度固定されており、逆に良い候補者について、ヘッドハンター間でも、柔軟に社内で情報を共有していることの方が多いようです。

⑤ 長期的視点に立って関係構築をしてくれるか?

この業界で長く活躍しているヘッドハンターからすると、ある候補者がいたとして、仮に、案件を紹介をしたその時にはご縁が無くても、それこそ自分の手を介さず別の会社に転職していっても、5~10年後ぐらいに機会が巡ってきて改めてお手伝いする機会という経験が増えるようになります(候補者としてということもあれば、企業側で発注いただくこともあります)。それを知っているので、自分が紹介した案件ではご縁が無いと分かっていても、態度が急に変わるということは通常あり得ません。

もちろん大前提として、この人は買わないと思ったら途端に対応が乱暴、投げやりになる店員が好きな方はいないと思いますし、優秀かそうではないの前に、人として、相手にそういう態度を取るべきではないと思いますが、人材紹介業界にも残念ながらそういう人がいることも事実です。

ただ、やはり良いヘッドハンターは、候補者に対するある種の敬意は大事にしており、ご縁のあるなしに関係なく、将来、またその方とお会いするときが必ず来ると信じて、丁重な態度で接するように努めていますし、かつ、過去の経験から、その時取った選択肢の先にどういうキャリアが考えられるかなど、それを押しつけにならないようお伝えしていることも多い印象です。

①~⑤まで、いろいろ長くなりましたが、少しでも参考になりましたでしょうか?  これ以外にもポイントはあると思いますが、またそれは別に機会があれば語りたいと思います。

皆さんも、自分の目や感覚を大事に、自分に一番合うヘッドハンターを探してみてください!

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