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元祖平壌冷麺屋note(242)

家族三人で、市バスに乗って六甲道まで。娘の初買いに付き合う。お年玉でステップで靴と、古本市場でポケモンのソフト、文具屋で筆箱を買った。

サイゼリヤで昼食。注文と配膳、会計以外は、ほとんどセルフサービスになっていて、どこかの席から「ここはお水もおしぼりもないんかいな」というおばちゃんの声が聞こえた。おしぼりもお水もセルフだった。

夕方に、娘を連れて元町へ。本の栞で、妻へのお年玉本(オカザキジャーナル)を購入。店主さんに蜜柑を二つ頂く。

目当ての焼肉屋がお正月休みだったので、なか卯で、腹ごしらえをして、栞さんとみらんさんへの差し入れを、コンビニで買って、再度、古本屋へ。

みらんライブの席は、すでに半分ほど埋まっていたけど、娘からよく見える席が空いていたので、前に娘を座らせて、その後ろに座る。

みらんさんは、歌い始める前に、実家近くの銭湯で、地震の揺れを感じ、すぐに引き返してから、石川地方で大きな地震があったことを知ったことを話していた。そのあとに続けた話を聞きながら、自分の弱さを自分自身の言葉で発信することの、強さを感じた。

セットリストをメモするのを忘れてしまったけど、翌朝で思い出せた曲は、

「夏の僕にも」「天使のキス」「海になる」「恋をして」「与えられる夜」「手紙の言葉」「命短し恋せよ乙女」「バターシュガー」「そこで僕はミルクを思い浮かべて」

あっという間の、きらめく1時間だった。終演後は、持参したアルバム3枚に、持参した無印のサインペンでサインをしてもらい、サインペンはそのまま差し上げた。

店内はグッズを買ったり、本を買ったり、みらんさんと話をする観客たちで混み合っていたので、いったん娘とローソンへ行ってから、また引き返す。

娘は、最後に歌われた曲を鼻歌で口ずさんでいた。

本や音楽の話、それから、みらんさんのソングブックや本が作られることがあれば買いたい、というリクエストまで図々しく話してしまった。

みらんさんは、曲の合間で、「アルバム(WATASHIBOSHI)も映画(違う惑星の変な恋人)も完成して、心にぽっかり穴が空いた感じ」と話していたけど、何かのインタビューで「ぽっかり空いた穴が新しい良いものたちで埋まる予感がある」というようなコメントをしていたような気がする。

今朝は、ライブの半ばで、ふとカバーとして歌われた曲が、頭の中でリフレインされていた。

終演後の、本の栞での、初買いが「39歳の免許合宿」だったことは、この曲を笑い泣きのような表情で聴いたことと無関係ではないだろう。

どこもかしこも駐車場だね。どこかしこも駐車場だよ。どこもかしこも駐車場だわ。どこもかしこも駐車場だぜ。

森山直太朗「どこもかしこも駐車場」



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