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元祖平壌冷麺屋note(213)

サメの映画ばかり観ていた。

「ゾン100」がまさかのサメ映画だったことから、ゾンビのように繁殖したB級サメ映画の成れの果てを追ってみたくなり「MEG ザ・モンスター」「海底47m」と観ていきながら、夏のサメ映画祭りとステイサム祭りをひとりで開催しているうちに、ジョーズTシャツを着ながら、劇場で「MEG2」を観ていた。

外構記事の締め切りが迫っているのに、ぜんぜん書けていない事で現実逃避として、稲中の「サメの話しようぜ」と言わんばかりに、サメ映画を観ていたのだった。

締め切り前夜に仮眠をとっていたらサメの形をした締め切り次郎が追いかけてくる夢を見てうなされて、妻に心配されたけど、朝までに1本をまとめ、娘と冷麺屋へ向かう電車の中で2本目を仕上げて、滑り込みセーフだった。

樋口毅宏の新作を買うために、東急プラザの書店へ足を運んだものの入荷なしです、と店員さんに宣告され、書名さながらの悪態(ファッ○ユー)を吐きかけたものの、注文書を書く事で溜飲を下げた。

娘が「推しの子」のピアノ楽譜を買いたい、と言ったので、購(もと)めたら(値段が同じだった)、冷麺屋で早速、「アイドル」の楽譜を見ながらエア鍵盤を弾いていた。

来月からは、新しいピアノ教室に移るので、好きなように楽しみながら、自分をさらけ出して欲しいなと思う。

しばらく続いた中国からのイタズラ電話に対応すべく、中国語の勉強を再開しようかと考えている。

帰り際に、サマータイム営業中のワールドエンズガーデンに立ち寄ったら、観光客の人が店主さんに英語であれこれ訪ねていたので、中国語を話すチャンスかもと期待しながら、

Where are you from?

と訊ねたら、Koreaとの返答だったので、しばらく韓国(朝鮮)語で通訳したのだった。

どうやら映画パンフレットを知らなかったみたいで、これは何ですか?と訊いていたので、日本には映画パンフレット文化があり、ほとんどの映画に固有のパンフレットが作られていることを教えた。

「アッパがこの映画のファンなので、買ってあげたいと思うのです」と親孝行なコメントをしていて、映画のタイトルを聞いたら韓国語で「指輪帝王」っぽい単語が飛び出してきて、それは「ロード・オブ・ザ・リング」だった。

それから、宮崎駿や、イ・ランや韓国文学や韓国映画の話をして、タシポジャ(また再会しましょうね)と挨拶を交わし、次にまた日本へ来るときは、冷麺屋にも来ると約束をしてくれた。

やはりゲストハウスMAYAに宿泊中とのことで、あまりに素敵でロマンティックな古本屋に出会えたことに感激していたので、常連客の一人として嬉しかった。

そして、一週間ぶりの日記を書きながら、今夜もサメ映画を観て寝るかどうか迷っているのだった。ジャージャン・・・(ジョーズの影が)

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