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納得できる人生であるかどうか『北の果ての小さな村で』

最も感じた感情

人間が本質的に人生で必要とするものは、納得できる人生であるかどうかだけだ。(生き甲斐)その前提がなければ無限の選択肢、他の国、科学的根拠も意味をなさない。

見所3つ

①人間を飲み込みそうな大自然
グリーンランドの南東部チニツキラーク

人口80人に対して自然が少しでも猛威を振るえば一瞬で滅んでしまうのではと思うほどの強さとドローン撮影やリアル撮影を追求した自然に感じる美しさに引き込まれていきます。こんな景色が同じ地球にあるのかと。

②リアルとフィクションの融合

実際に演じている方々は実在し、今この瞬間もこの地図が示す大自然の中で暮らしている。何より驚きなのが映画での名前と出演者がほぼ一致しているということである。僕は全てが本当のことのように感じるほど日常を切り取っていたように感じた。

③情報と人
宗教、先祖伝わる知恵や選択肢などその地域の歴史にいつも変化をもたらすのは情報だと思う。時間とともに蓄積され良くもも悪くも固まった情報。変わる不安など映像の裏側に深さがある。

感想

僕はアサーの選択は逃げから来たものではないと思う。なぜなら彼は自分の選択を自分で正解にしていったから。なぜ教師をやろうと思ったのか、深い意味での訳は解らない。でも人間が生きる上で自国の価値観がぴったりはまらなければ外で探しても構わないんじゃないかな。結局はそこで受け止めなければならない自分の弱い部分を見つける事になるのだから。遠く離れた場所はその問題をみえやすくするんじゃないかな。

都会にいると本質が解らなくなりがちだ。周りの目もあるし、角が立たない選択肢こそ正解だと心が強制される。
でも本質はそこにない。どれだけ科学的な正解がそこにあっても本人が幸せだと感じることができなければ意味はないんじゃないかと思う。
自分の根底に幸せを探す感覚と実現できる未来と向き合い続けることが人生なのかもしれないなあ。


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