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色眼鏡を武器に変え、大切なことに向かう

MVVを再策定するなかで組織についての考えをアップデートすべく色々インプットしているのですが、この本にかかれていた「思考=現実から脱出する」という内容について紹介しつつ、自分の考えも書いてみます。

「現実=思考」は無意識に起きてしまう

筆者は、著書の中で「思考=現実」と思い込むことが、大切なことに向かうことに障害になる。そしてそこから脱出するための思考プロセスが重要という主張をしています。

ここでいう思考とは、考えていることや思っていることなどです。

当たり前のことですが、思考は自分の人生で経験したことや家族関係や友人関係によって自分の人生の価値観が形成され、それをもとにうみだされます。

言い換えると、思考には必ず価値観という色眼鏡がかかってるといえます。

この色眼鏡をかけていること自体を忘れてしまうと、まるで自分が考えていることが現実かのように思い込み「思考=現実」になってしまいます。

僕もふと気づいたらこの状態に陥っていたりします。

会社になにか問題があると『自分は大きな組織のマネージメント経験がないから、組織の問題に先回りできていない』なんて一瞬凹んだりもします。笑

冷静に考えれば、経験のない起業家もたくさん成功している方がいらっしゃる時代なので現実ではありません。そして、なにより**この思考は全く役に立ちません。**この人達がどのように成功したのか?を考える方がよっぽど役に立ちます。

このようによっぽど強く意識しない限り、感情などの作用によって簡単に『思考=現実』という状態になってしまうと改めて思いました。

自分も他人も色眼鏡をかけている。それを認識することが重要

ここで大切なことは、色眼鏡自体は全く悪いことではないということ。

例えば、初期スタートアップの組織では少ない人数で密度の濃い時間を過ごすことでいつのまにか共通の色眼鏡をかけることになります。

そして、それ自体は自然と社外からも会社の色と認識されるようになっていきます。時にはそれが武器となり、大企業にはできないことが成し遂げられたりします。

逆に、組織が大きくなるタイミングでこの色眼鏡を正しく認識・明文化していかないと、多様性を受け入れることができなかったり間違った判断をしてしまうということにつながったりもします。

個人も組織も、正しく色眼鏡を認識することが改めて重要だと思いました。

大事なのは「大切なことに向かっていくこと」

著者のもう一つの主張は、大事なのは「大切なことにむかっていくこと」であり、「思考が正しいことを証明することではない」ということです。

スタートアップは、違う職種で異なる経験をしてきた違う色眼鏡をかけたメンバーが集い、同じゴールを最短で目指していくことになります。こんな環境で、認識や思考のズレが起きないということはありえません。

会社のVALUEは組織で共通でかけている色眼鏡を正しく認識し明文化することで、色眼鏡を『大切なことにむかっていく』ための武器にすることなんだという解釈ができると思いました。

そして、今は武器になっている思考や姿勢も、フェーズが変わることによって大切なことに向かっていく上で役に立たなくなれば捨てるべきだということも理解できます。

改めて会社を成功に導くために、色眼鏡を武器に変えられるか(バリューをワークさせられるか)が非常に重要ということを再認識しました。

まとめ

・色眼鏡は悪くない、認識することが重要
・正しさを証明する < 大切なことにむかっていくこと
・色眼鏡を武器に昇華できるかが肝

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今、MOLはおかげさまで事業は順調で積極的に組織を拡大していくフェーズです。

そして、そのために色眼鏡を再認識しVALUEを含むMVVを刷新する準備をしています。

言い換えれば、まだ会社の仕組みが全く整っていない状態です。笑

そんな状態から、一緒に自分たちを正しく認識してゴールに向かうための仕組みづくりを楽しんでやれる方と一緒に働きたいです!是非一度おはなししましょう!是非、meetyから直接メッセージください!

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