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【M-1】今更振り返るM-1グランプリ2006の感想

はじめに


みなさん、こんにちは!
みなさんは、旧M-1(2001-2010)時代をご覧になったことはありますでしょうか。
自分は最近拝見したのですが、今とは段違いのクオリティだったのですごくびっくりしました。
今回は、自分が初めて見た旧M-1のM-1グランプリ2006の感想を17年たった今更書いていきます。
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1.POISON GIRL BAND(570/700点)


今大会のトップバッターは2年ぶりに返り咲いたPOISON GIRL BANDです。
「ファッション」をネタにしたPOISONさんらしい独特なネタを披露していました。
正直ここは盛り上がりに欠けてたような気がしました。
2004の中日のネタが面白くて少し期待しましたが、やっぱりトップバッターには不向きな感じとネタ選びをミスってたような気がしました。もう少し場が温まってたり、準決勝、3回戦の強ネタを持ってこれてたらもう少し上の順位に行ってたんじゃないんでしょうか。
因みに次の大会でも決勝進出していますが、出番順は2番で2年連続最下位に終わってます。

2.フットボールアワー(640/700点)


続いて2番手になったのはまさかの2003年優勝のコンビ、フットボールアワーです。
ここも2003年の時以来3年ぶりの返り咲きで、全M-1の中で唯一ストレートで決勝に進んだ優勝コンビです。
「戦隊モノ」をネタにした歌ネタで、重かった会場を温めてくれたと思います。ただここも爆発には至らなかったような気がします。
点数は640点でトップと70点差がつきました。たぶんこの回だけじゃないんですかねこんな差開いたの。まぁトップがトップだから仕方ない面もありますが。
ここも出番順が2番手だったのでもう少し後だったら点数ももう少し高くなってたんじゃないんでしょうか

3.ザ・プラン9(597/700点)


続いて3番手になったのはM-1唯一の5人の漫才師、ザ・プラン9です。
「財布を落とした時に出てくる天使と悪魔」のコント漫才を披露していました。
南原さんがおっしゃってた「設定自体は“天使と悪魔”で非常にオーソドックスなんですけども、5人がやると全然違うように見えるんで、それが見ていて面白かったですね。もうちょっと5人ならではの(方向性)が見えてくると、もっと凄くなるような可能性があります」
という言葉の通りだと思います。
準決勝では、爆発したらしいんですけど、やっぱり準決勝と決勝では会場の空気が違ったりするんですかね

4.麒麟(627/700点)


続いて4番手になったのは麒麟です。
「プロボクサー」をネタにしたコント漫才を披露していました。
ここも正直準決勝で落としてたほうがよかったんじゃないのかなって思いました。なんというかほぼ2005のフォーマットだったように感じ、盛り上がりに欠けたような気がしました。
紳助さんの「大きいパンチが欲しい」っていう言葉の通りだと思いました。
まぁ他のコンビのウケが少し弱かったので、3位なのに文句などは全然ありません。

5.トータルテンボス(613/700点)


続いて5番手になったのはトータルテンボスです。
「グルメレポーター」のコント漫才を披露していました。
ネタの構成はかなりベタだったんですけど、とても面白かったです。
ただ、会場と審査員のウケがあんまり悪かったように感じました。
松本さんも審査コメントでおっしゃってましたけど、ここはもう少し受けてもよかったんじゃないのかなって思いました。
この雪辱を来年晴らすことになるのは去年のみなさんは思いもよらないでしょうが

6.チュートリアル(664/700点)


続いて6番手になったのはチュートリアルです。
「冷蔵庫」をネタにしたしゃべくり漫才を披露しました。
ここはもう本当に面白い。ボケの徳井さんのキャラを全面に出した憑依型のしゃべくり漫才で、無茶苦茶笑いました。
今大会唯一の爆発だったと思います。ネタ終わった時点で優勝するなってもう感じてました。
得点も2位と24点差の圧倒的な1位で、審査員が待ち望んてたパンチのある漫才を披露できたのがデカかったと思います。

7.変ホ長調(576/700点)


続いて7番手になったのは変ホ長調です。
今大会、及びM1史上初、そして唯一のアマチュアコンビです。
島田洋七さんのコメントにもありましたけど、初めてこのネタを見る人にとっては、あの棒読みが、わざとなのか、アマで、技術がないからなのかは、
わからなかったと思います。ここもチュートリアルのあとだったので、もう少し出番順が前のほうだったら少しは点は高くなってたんじゃないんでしょうか。

8.笑い飯(626/700点)


続いて8番手になったのは笑い飯です。
大会史上初の6年連続決勝進出を成し遂げ、今大会の優勝候補でしたが、僅差で麒麟に敗北してしまいました。
普段とは違う漫才を披露していましたが、やはり、受けるまでの時間がすこし、遅かったように感じました。松本さんがおっしゃってた「もっと早くつかんでくれたらなー」ってのがその通りだと思います。2004年の敗退の時よりもネタが弱かったように感じました。

9.ライセンス(609/700点)


最後の9組目は敗者復活のライセンスです。
当時から知名度もあって、濱田軍団にも所属していましたが、過去1度も決勝に進出できてませんでした。敗者復活では、ロザンと一ウケを争い、見事敗者復活を勝ち取りました。
決勝では敗者復活と同じ、「ドラえもん」のコント漫才を披露しました。
結果は6位でしたが、すごい面白かったんです。
ただ、「おまえはあほかしね」のところ、正直要らなかったと思います。
個人的にロザンや東京ダイナマイト、とろサーモンが敗者復活した世界線も観たかったですw

ここまでの感想

正直ちょっとやばいなって思いました。
チュートリアル以外が軒並みはずしてて、敗者復活も不発、客が重すぎる、そして何より話題作りに必死になってた決勝の選出だったような感じがしました。ここのメンバーより面白いコンビはたくさんいたし、ロザンやライセンス、東京ダイナマイトなんかはストレートで通しても良かったんじゃないんでしょうか。多分ここまでのM1(2001~06)のなかで一位二位を争うレベルの漫才のクオリティ・ウケの悪さだったと思います。

最終決戦


1.麒麟(0/7票)


最終決戦トップバッターは麒麟です。
「ジャングル探検番組の隊長がしたい」という準決勝を通過したネタで挑みましたがまさかの0票で終わりました。
2人とも何回か噛んでしまってたり、少し緊張していたように感じました。
とにかくここが優勝はないし3位なのも納得しました。

2.フットボールアワー(0/7票)


最終決戦2番手はフットボールアワーです。
「元気のいる仕事」のコント漫才を披露しました。
もう、ほぼ勢いですw
無茶苦茶、笑ってしまった。これは本当に卑怯w
ただ、デカい声と取り皿のとこがちょっとしつこかったように感じました。
王者と言えるようなネタのうまさが感じられませんでした。
ここまで大きな爆発はなかったです。

3.チュートリアル(満票)


最終決戦のトリはチュートリアルです。
「チリンチリン」のしゃべくり漫才を披露しました。
もう面白すぎてはらいたいw
とにかく徳井のパワーワードがおもしろすぎるw
後半の「夜ベロンベロン、朝チリンチリン。」「行きずりの女と寝たよ!」「何かを求めてインドへ行ったよ!」のとこが無茶苦茶すきだったw
そして、福田さんの徳井さんに困りながらもつっごんでいる姿も無茶苦茶面白かったです。ここはもういったな、優勝したなと思いました。

最後に

チュートリアルを優勝させるための今大会だった。みたいな感じがしました。他が弱かったからチュートリアルの面白さがドンって出たような気がしました。
正直ここからM1衰退していくんかなーって思ってたんですけど次の大会でそのイメージが180度変わったように感じました。
ここまで見てくださりありがとうございます。
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