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トラックボールデビューした話(おすすめも紹介)

お久しぶりです。
最近読んでいる書籍の内容が重かったり、1ヶ月半ほど部屋のリフォームをしていたりで更新が滞っていました。

全く更新しないと重い腰が上がらなくなりそうなので、今回は軽めに日常のシェア回にしようと思います。


◆トラックボールマウスを導入した話

つい数日前、仕事用・勉強用のマウスをトラックボールに変えました。

導入のいちばんの理由は腱鞘炎対策です。

私は1日13時間~18時間くらいパソコンに向かっており、しょっちゅう手首を痛めていました。パソコン作業の内訳はだいたい以下の様な感じです。

・デスクワーク・・・8時間
・勉強・・・3時間(休日は3~5時間)
・ゲーム・・・1時間
・イラスト・・・1~3時間(休日は5~10時間)

腱鞘炎の一番の原因はイラストだと思うのですが、ペンばかりは変えられません・・・。

そこで平日の大部分を占めるデスクワーク時の手首の負担を減らそうと思いトラックボールマウスを使う事に決めました。

◆トラックボールマウスは手首にやさしい?

日本におけるトラックボールマウスの使用率は10%以下らしいです。

ですが、2019年以前は約2%だったことを考えると、仕事環境の変化に伴い急速に浸透してきている様にも感じます。

普通のマウスを動かす時、実は手首、腕、肩には持続的に負担がかかっており、これが肩こりや腱鞘炎の原因になります。

トラックボールマウスなら手首~肩までを動かすことがなくなり親指だけのトラッキング操作になるため負担の軽減になると広まり、近年利用者が増えています。

●トラックボールマウスのメリット

手首、腕の疲れが軽減できる
・マウスを動かさないので狭いスペースで使用できる
・アームレストや膝の上でも操作できる
・マウスパッドがいらない

◆実際に触ってみて

トラックボールマウスの考えられるデメリット、また私が今まで使ってこなかった理由はだいたい以下の様な点です。

●トラックボールマウスのデメリット

・デカい(持ち運びに向かない)
・ボールのメンテナンスが必要
操作に慣れるか不安

特に最後のがネックで、私も何度も家電量販店に行って売れ筋のものを触ってから購入しましたが、実際の画面上で操作したわけではないため不安が消える事はありませんでした。

Youtubeのレビューなんかを見るとみんな「1日~2週間くらいで慣れますよ!」と言っているのですが、私が使ってみた最初の感想は・・・

「親指がピキピキつりそうになる!腕の負担軽減のために買ったのに、むしろ腱鞘炎になりそうなんだけど!??!!?!」

でした。
ポイントは狙った場所で止まらないし、腕はしんどいし・・・。

業務に支障をきたさないために前日に自宅PCで少し練習し、翌日は終日トラックボールマウスを使って仕事する様にしました。その結果・・・

本当に1日で慣れました!!

使用者それぞれにあったDPI(ポインタ速度)を設定するのが重要なのももちろんなのですが、私が一気に使いやすくなったと感じたのは持ち方を変えてからでした。

通常は下の写真の様にトラックボールマウスの形状に沿ってかぶせる様に持つと思いますが、これだとトラックボールを深めにホールドする事になり、長い距離のポインタ移動をしようとすると親指のつけ根にピキピキと負担がかかっていました。(かといってポインタ感度を高めてしまうと距離は稼げるものの、狙った所で止まってくれなくなります)

こうじゃなくて

そこで私の場合は写真の様にトラックボールと左右のクリックボタンに指先を軽く添えるだけにしたところ、いっさい力を入れずに操作する事が出来る様になりました!

こうする!

通常の持ち方であれば親指の腹でボールを操作する事になりますが、この持ち方の場合トラックボールもクリックも指先だけを使います。

すると超精密なポインタ操作も1日で出来る様になり、クリックも指全体をぴったりつけている時に比べて圧倒的に誤クリックが減りました(トラックボールマウスのクリックボタンは軽めに作られているため、けっこう誤クリックが発生します)

本来のエルゴノミクスデザインのマウスの意図とは外れていると思いますし、あくまで私はこの持ち方が使いやすかったというだけですが、操作に慣れずに挫折しそうな方は是非ためしてみてもらいたいです!

(ちなみに3日目で通常の持ち方も慣れたので、今は気分で変えています)

◆おすすめトラックボールマウス4選

最後におすすめのトラックボールを4つご紹介します。
ちなみにトラックボールマウスのメーカーは今回ご紹介する3社で95%以上のシェアを占めています。

マウスは健康に係るものなので変なマイナーメーカーのものを買わない様にしましょう。

※親指タイプか人差し指・中指タイプか

まずはじめに選び方として、親指でボールを操作するマウスか、人差し指・中指で操作するマウスかに分かれます。

親指タイプの方が通常のマウスっぽく、操作への慣れが早いと思います。
人差し指・中指タイプは親指タイプより慣れるのに更に時間がかかりますが、より精密な操作が可能であったり、マニアックな機能やデザインでコアなファンも多い印象です。

基本的に親指タイプならLogicool、人差し指中指タイプならエレコムかKensingtonを選んでおけば間違いないです。

◆Logicool M575

Amazonランキングで永遠に1位の大人気トラックボールマウスです。私もコレにしました。

・疲れを感じない持ちやすい形状
・普通のマウスと同じボタン配置で操作が簡単
・比較的値段が安い
・カラーバリエーションがある

次に紹介するMX ERGOの基本的に下位互換になりますが、M575にはカラーバリエーションがあるのと、無線接続用のレシーバーをマウス内に収納できる(何故かMX ERGOにはない)というメリットがあります。

乾電池式ですが、2年近くもつらしいので充電式よりむしろ手間じゃないかもしれません。

ちなみに私はサードパーティー製の傾斜台を使っています。
人間の手首は握手する角度が自然な角度と言われており、デスクに対して垂直に近い方が手首の負担を軽減できます。

普通のマウスと違って確度をつけれるのもトラックボールマウスの魅力ですね。

M575はマウス本体+傾斜台+保護ケースでもMX ERGO本体より安いので、初めてトラックボールを使ってみたい方におすすめです。

◆Logicool MX ERGO

M575の上位機種の様なモデルです。
プログラム可能なボタン数が増えていたり、充電式に変更されています。

プレジションモードという(DPIシフトの様な)ボタンがついていて、一時的にポインターの動きを遅くする事が出来るため、細かい操作がしやすくなります。

また、MX ERGOには最初から傾斜台がついていて20°に傾けて使用する事ができます。

さらに、MX ERGOにはFlowという怪しい機能がついていて、2台の異なるPC間のカーソルを移動するという事ができます。
Windowsでコピーした文章をMacでペーストするなんていう事も出来ます。超ウルトラハイパーマルチタスカ―歓喜の機能です。

プレジションモードが使いたい、割り当て可能なボタンがたくさん欲しい方にはこちらがおすすめです。

・傾斜台がついており角度をつけて持てる
・充電式で乾電池が要らない
・プログラム可能な6個のボタン(M575は3個)
・プレジションモードでボールの感度を瞬時に変更可能

◆エレコム DEFT PRO M-DPT1MRXBK

人差し指・中指タイプでおすすめはエレコムDEFT PROです。

割り当て可能なボタン数はMX ERGOと同じ6ボタンです。
この価格帯で6ボタンはコスパ良いですね。

DEFT PROシリーズには様々なサイズがあるので自分の使用感にあったトラックボールマウスを選択可能です。

・より疲れにくい人差し指/中指タイプ
・プログラム可能な6個のボタン
・スクロールボタンも側面にあるため慣れは必要
・充電の持ちも良くはない

◆Kensington Slimblade Pro K72081JP

巨大トラックボールのブレードタイプ4ボタンマウスです。

トラックボールが大きいメリットはポインタ速度を上げても精密な操作が可能な点です。

ボールが小さいと少し動かしただけでポインタが移動しすぎてしまい、結局ポインタ速度を落となさないといけなくなったりしますが、Slimbladeではそれがありません。

またこの製品はマウスホイールがなく、トラックボールを時計回りに水平回転させるとスクロールする仕組みで、これがクセになるという評価が多いです。

左右対称のため左利きの方や、見た目が好きという方におすすめです。

・巨大トラックボールで精密な操作が可能
・両利き対応
・特徴的なデザインとスクロール方法

◆最後に

投稿時点でトラックボール5日目になりますが、かなり快適に過ごせています!

今回は書籍の感想ではなくデスク周りの投稿となりましたが如何だったでしょうか。またこういうのもやりたいと思いますのでよろしくお願い致します。


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