介護士でデイサービスの職員を20年やっていると、それはそれは色々なご利用者様と出会うものです。

今回はマジでヤバイ、何様だよ！と思ったご利用者様の事を書きます。

ヤバエピソード1
送迎時間に厳しすぎる

デイサービスは朝のお迎えと帰りの送迎があります。
この方はとにかく時間に厳しく1秒単位で指摘してきます。

「今日は3秒早い！」「今日は8秒遅い！」など
冗談で言っているなら笑えますが、この方はマジギレしてきます。
「5秒も遅く来てどう言うつもりだ！社長出せ！明日からお前の仕事は無いと思え！」
「4秒早い！慌てさせて転んだらどう責任取るつもりだ！それでも介護士か！」

何人の介護士が泣いたことか…

ヤバエピソード2
看護師泣かせ

朝来所されてまず行うのは看護師によるバイタルチェックです。
ちなみにここに書くヤバエピソードは1人の利用者様です。

普通血圧は腕で測りますが、この方は何故か足で測らせます。
理由は腕を締め付けるのが嫌だからだそうです。
しかも血圧が高いと「そんなはずはない測り直せ！」と何回も何回も測らせます。
そりゃ興奮してたら下がるどころかますます上がっていくに決まってるじゃん…
最終的には「看護師の計り方が悪いわ！」と怒鳴り散らしていました。ほぼ毎回です。

ヤバエピソード3
帰りの車に乗ったけど…

「私はあの人と一緒に帰りたいからこの車に乗って帰る！」
と言って全く別方向に行く車に乗ろうとします。
職員が「この車はあなたの家とは逆方向です」と説明しても「私が乗りたいって言ってるの！客の言うことが聞けないのか！！社長呼べ！」
全く車から降りようとしません。
本来乗る方も乗れずに困っています。

ヤバエピソード4
送迎車の駐車の仕方

施設の敷地内に送迎車を駐車しているのですが、その方は「あんな車の止め方ダメだろ！誰が最後に運転したんだ！！そいつ呼んでこい！」と、もはや訳のわからないクレームでスタッフに激怒します。

ヤバエピソード5
帰ってから凸してくる

やっとの思いで帰ってもらい、スタッフ一同うんざりしていると、インターホンがなる音とドアをドンドン叩く音がします。
何事かと思い外に出ると、その利用者様が自分で車を運転して施設まで来て「仲良くなった利用者の電話番号と家の住所を教えろ！」と言ってきました。
さすがに利用者様の個人情報は守秘義務があるので教えられないと言うと、「なんで教えられんのだ！お前たちに何の権利があるんだ！社長呼べすぐ呼べ！！」と怒鳴りまくっています。
もう我慢の限界で社長に電話してきていただく事になりました。夜の6時です。
そこから社長が来るまでの1時間ほどは地獄の様な時間。相談員は泣きながらその方の怒鳴り文句を聞いています。

やっと社長と重役が到着。
なにを話したのかわからないが、とりあえず帰ってもらえた。

その後スタッフ一同「あの方が今後も利用するなら全員辞めます」って言いました。

社長は「よくわかった。あの人はうちでは見れないな」
あの時の社長の一言がどれだけ安堵できたことか。もしあの時「何言ってるんだ」って事を言ったらマジでみんな辞めてただろうな〜

ちなみにこの方、ケアマネもお手上げ状態で今まで3人代わっているそうです。

今現在どうなってるかは知りませんけどね💧

本当にやべぇ利用者でした。
いまだにこの方を超えるご利用者様はいません。