超次元戦略カードバトル フューチャーリンク!

リンクファイト地区大会決勝戦の大一番、デッキが七色に輝きだしたのは浩介が手にした瞬間だった!

「まさか……!お前も選ばれし【戦士(バトラリアン)】だというのか!?」
シュナイダー影山の驚愕する声に、会場からもどよめきが漏れる。

『な、何ということでしょう!まさかシュナイダー影山以外にも【戦士(バトラリアン)】の資質を持つカードファイターがこの大会に参加していたとはーーっ!!』

デッキを手に困惑する浩介はカードと明彦の顔を交互に見つめるばかりだ。
「ククク、だが付け焼刃のデッキでこのシュナイダー影山様に勝てるものか!さあ!リンクファイトで証明してやるぜェーーッ!」
「ま、待ってくれ、わたしは……」

状況の飲み込めぬ浩介、泣き叫ぶ明彦。
「なんでええええ!なんでおとうさんがぼくのデッキでええええ!」
七色に光るデッキを手に浩介は叫んだ。

「わたしは、息子の付き添いで来ただけなんだ!」

話は1週間前に遡る!


#逆噴射小説大賞 #逆噴射プラクティス

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