アメリカの大きな監督組織、証券取引委員会（SEC）が、大手暗号通貨取引プラットフォーム「バイナンス」とその最高経営責任者（CEO）のチャンポン・ジャオ氏（通称CZ）に対して訴えを起こすと発表しました。

SECは、バイナンスが適切な登録をせずに有価証券を提供したり、ビジネスライセンスを取得せずに業務を行ったり、また誤った説明をしていたとして、計13の違反を指摘して訴訟を始めたんだ。

この訴えに対して、バイナンスは自分たちの行動を守るつもりだと明らかにしています。

さらにSECは、バイナンスが提供しているステーキング（これはお金を預けておくと利息がもらえるサービス）についても問題視していて、そのサービスのリスク情報がきちんと伝えられていないと主張しているんだ。

バイナンスはこれまでSECの調査に協力してきたと主張し、SECからの訴えについては残念に思っているとコメントしています。

そして、バイナンスとCZ氏に対するこの訴えのニュースは、暗号通貨の市場に大きな動きをもたらし、バイナンスの通貨であるBNBの価格が24時間で10％以上も下がってしまったんだ。