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体温を感じるギフト

こんにちは、ローズ青木です。「フラワービジネス2.0」という花業界専門オンラインサロンを運営したり、「祝花コレクトサービス」という贈り先ファーストの新しいフラワーギフトの仕組みを提供したり、地元長野限定のローカルモデルをやったりしています。

現実、お金は嬉しい!けど・・

先日、ギフトに関する記事を投稿しました。自分のこだわりよりも「贈り先ファースト」の視点に立って「相手が喜ぶかどうか」を1番の判断基準にギフト選びをするように変化している。こんな記事です。

モノが溢れ、溢れているからこそモノを購入する時にはこだわりを持つようになる。裏を返せば本当に相手のことを考えれば「モノを贈りにくい時代」になってきたとも言えるのかもしれませんね。

さて、そうなってくると「考えるの面倒臭い」「手っ取り早くお金で良くない?」そんな声も聞こえて来そうですが、庶民感覚で言えば確かに

お金はありがたい

と感じることだってあります。
でも、ギフトとしてお金がただ贈られるというのは、もらう側はどう感じるのでしょう?

どこか冷たい・・
なんだか味気ない・・
無味無臭感・・

そんな印象を持たれる方も一定数いらっしゃるのではないでしょうか?それ故、そこからより良い関係性が醸成されるというのは、実は難しいのかもしれませんね。。

そこにかけた時間

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キンコン西野さんもお話しされていましたが、「ギフトの本質ってそこにかけた時間」だと僕は思っています。

「僕(私)のために、こんなに時間を割いてくれたんだ!」
「弊社のために、忙しい中ここまで考えてくれたんだ!」

これが伝わるから、相手が喜びます。
決してその時に贈る「ギフトの中身」が主役ではなく、あくまで脇役。
一番は「贈る側が贈られる側のことを思い浮かべてかけた時間」が最大のギフトとなっているわけです。

ということを踏まえると、先述した「お金のギフト」というのは嬉しいけど嬉しくない、その理由がわかりますよね?
そうです、そこにかけた「時間」を感じることができないんです。

確かになににでも変化させることができるツールではあるけど、手間・費やした時間が感じられない。。だからあまり喜ばれないギフトなんです。

花はどうか?

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花業界の人間だから、ということを差っ引いたとしても「花」はギフトの定番だと思います。

何故なのか?
それは「体温を感じるギフト」だからではないでしょうか?

体温とは「愛情・感謝・尊敬・敬意」などポジティブな気持ちでそれが綺麗なお花に込められる。(込めやすい)それがダイレクトに伝わりやすいアイテムが花なんだと解釈しています。

100歩譲って、花じゃなくてもいいと思うんですが、花以上にその価値提供をしてくれるアイテムは、自分は今のところ見つかっていません。

また花は先述した「そこにかけた時間」も可視化されやすいと思います。少なくとも注文をする時に、相手を思い浮かべ、場面を思い浮かべ、オーダーします。時間をかけます。それが相手にも伝わるから嬉しい。

しかもしかも、「モノが溢れている時代」だからこそモノはいらないけど、所有するならこだわりを持ちたい。そんな時代背景の中、

「花は必ず枯れる」

だから良いんです!
儚さを感じるとか情緒的なこともそうですが、カタチに残らないからその人のスペースを占拠することもないし、邪魔者扱いされにくい。それどころか期間限定ではあるけれど、空間を華やかにしてくれる。

そんな価値の高いアイテムが花です。

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花って、改めて素晴らしいなと思います。
なんだろう、メッセージ性がありますよね?見た目の綺麗さはもちろん、それによって心が癒されたり元気になれたり、ギフトとしていただく時は相手の顔が思い浮かんだり、相手の気持ちがダイレクトに伝わってきたり。
例えば、今の時代ならそこに動画メッセージをつけてプレゼントすれば更にその気持ちが伝わるので、もう絶対喜ばれる!と断言してもいいほどのギフトが完成します。

そんな素晴らしいアイテムだからこそ、この世知辛い世の中にもっともっと普及して日頃から活用する人が増え、文化として定着していけば、日本はもっと幸せな国になると強く思います。

だって、花をもらって怒る人いないですよね?花をもらって嫌な顔する人いないですよね?贈る人も喜んでますよね?

花の消費量が国の幸福度の1つのバロメーターになるんじゃないかな?

ふと、そんなことをお歳暮ギフトでいただいたビールを飲みながら考えていたローズ青木でした。

それでは皆さま、バラ色の日々を🌹

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