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古道具店から漂う魅力を無視できなくなっている僕がいる

近年、「使い捨て」よりも「良いものを長く」に興味がある。だから例えば洋服1つとっても、ちょっと高いかもしれないけど良いものを買って、長く着たい!そもそも、ものが良いから長持ちするし、それだけ長く着るから愛着も湧いてくる。経年劣化による味わいも出てくる。
もともと物持ちは比較的良い方だと思うけど、最近はよりその思考が強くなってきたかな。多分時代背景的にもSDGsがあり、いかにゴミを減らすか?という視点も強まっているので、それも後押ししているとは思う。

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そんな中にあって、今僕が住んでいる家は築90年になる、いわゆる古民家です。古民家といっても、現代風にリノベされたお洒落な感じではなく、部分改装を繰り返し、なんとか凌いできた感じでつぎはぎ感たっぷりの愛嬌のある感じに仕上がっています笑
昔、お蚕さんをやっていたようで、造りは半2階?といっていいのかわからないけど、通常の2階よりもやや天井が低い造りで、昔の家にはよく見られた構造だそうです。そしてその構造として差鴨居という構造を採用していて、耐震性もあるとか。で、部屋にはブっとい梁も通っていて、多分今新築で建てようとしたら、この梁は通せないだろうという代物です。

そんな素材としてはとても立派な家を近い将来自分の代になったら、完全リノベーションして快適な住まいにするのが目標の1つです。そのためのイメージをPinterestを使ってめちゃくちゃ膨らませています。

で、その家に合う家具はどうしようかな?庭はどんな雰囲気がいいかな?古民家にはやっぱり薪ストーブでしょ!など想像する時間がとても楽しく幸せなひとときです。
(こちら古民家以外にも、いろんなカテゴリーでお気に入り写真をPinしてイメージを膨らませています)

そんな自宅は大まかに説明するとこんな感じです。
南向きで洗濯物もよく乾きます。

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で、母屋の他に今はほぼ物置化している土蔵が2つあります。土蔵1は数年後にはオフィスにする予定。土蔵2は未定で奥様と相談してどうしていくかゆっくり決めていきます。

で、それぞれの土蔵には、その昔使っていたであろう古道具が沢山眠っています。見方を変えればただの使わなくなったゴミとして捨てられてしまうものばかりですが、別の見方をすれば今もなお現代に形を残している当時の技術の結晶です。修理してきれいにすればまだまだ使えるものだってあります。そんな古道具を僕は以前から「何か再利用したいな」とは思っていましたので、義父母に「捨てないで」とお願いしてとっておいてもらってます。


長くなりましたが、という背景があるので古道具にはもともと関心があったし、あのなんとも言えない古びた感じというよりも味わい深い質感とか色が結構好きです。新品には出せないですよね、あの風合い。

で、そんな中最近知り合いのIGの投稿で初めて知った地元長野県の古道具店に先日行ってきました。まずはこちらご覧ください。

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僕はこの雰囲気でもうワクワクしてしまいますw

で、そのお店の一角にあるコーナーがこちら。

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ちょっとしたショールームのように明るくペンキも塗られた展示エリアで「オフィスはこんな風にした〜い」って即行で思ったほどでした。この優しい風合い・色・質感、素敵だな〜って思います。こんな世界観をオフィスは実現したい。そしてその中で仕事をしたい!窓を開ければ鳥の囀りも聞こえ、夜は暗闇があり星空を眺めることもできる、そんな自然環境たっぷりの場所でもあります。

他にも数点写真ご紹介します。

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こんな素敵な古道具店はこちらです。ぜひ近くに行く機会があったら立ち寄ってみてください。(1ヶ月のうち7日間しかお店開いてないので要注意)

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一方で実はこんな視点も持ってお店に伺いました。

「どうやって商売しているんだろう?」

正直、なかなか商品の回転自体はよろしくないと思います。そうなるとどこでマネタイズしているんだろう?他にも何かキャッシュポイントあるのかな?別事業があるのかな?そんな想像を膨らませていました。

なぜか?というと自分が経営者だからというのはもちろんありますが、冒頭紹介した自宅の古道具並びに近隣のエリアにも沢山眠っているであろう古道具をやっぱり蘇らせたいからです。気持ちとしては古道具修理販売事業をやりたいくらいです。
ただ、それが果たしてビジネスになるのか?ビジネスにするにはどうしたらいいのか?花屋さんの役に立つサービスにできそうか?ビジネス規模にまでしないとすればどう位置付けるのか?地域のためになるにはどんな視点が必要か?など考えています。

今住んでいる長野県千曲市は戸倉上山田温泉という観光資源もあります。

よく言えば昭和レトロな雰囲気のある温泉街なので、それと古道具の相性はよさそうだな〜温泉街の中にカフェが残念ながらないから、古道具の世界観で統一したカフェと古道具販売を一緒にしたらどうか?とか。

また、花と古道具の相性も良いな〜って思います。
実際、サロンメンバーの花屋さんで一押しの秋田のGreenpieceさんでは古物商の免許も取って古道具とドライフラワーをセットにした商品を販売したりもしています。

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(↑GreenpieceさんのIGより)

こういう可能性の追求はとても楽しいし、「古道具」というコンテンツは時代にも適しているんじゃないかと感じています。


古道具からは歴史を感じることができます。それもまた古道具の良いところ。そんな「時」や「温度」を感じるものは、やはり好きです。古道具の魅力の追求をこれからも細々ではありますが、してきたいと思います。


PS:今月は念願の通称「リビセン」さんにも行こうと思っていますので、訪問したらまた記事を書きますね。

それでは皆様、バラ色の日々を🌹


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