そもそもなぜ、花?

この問いにきちんと明確に答えることができる花屋は、一体どれくらいいるのだろう?

「なぜ花を贈ると喜ばれるんですか?」
「なぜ生き物の中でも花なんですか?」
「カタチなくなるものは他にもあるけど、なぜ花なんですか?」
「花ってなんで喜ばれるんですか?」
「花は定番っていうけど、なんでですか?」


今日、ある人に質問されて改めて考えた。


私が花の業界に携わる理由

それは一言で言うと、『母親への恩返し』です。2度の離婚を経験し、経済的に苦しかった中でも好きなことをやらせてくれた母親へは感謝せずにいられない。恩返ししなければ絶対にバチが当たる。

そんな母親がお金がない中でも欠かさず愛でていたのが「花」です。そんな姿を幼い頃からずっと見ていたので、気づけば花の業界に携わっていた。この業界で成功することで母親に喜んでもらおう。元々そんな想いを持っていたんだと言うことに3年前に気がつきました。前職の花屋の社長に声をかけられたのがきっかけと思っていたけど、これは必然だったと思っています。


世間一般的には?

じゃ、世間一般的にはどうなのか?なぜ花なのか?この問いに戻ると、実は花屋さんほどその理由を考えていないんじゃないか?って最近思ったりもしています。

なぜか?

それは花が好きだから。花が好きで好きで、毎週仕入れる新鮮なお花に囲まれて、それだけで幸せな気持ちになれる。そしてそれを束ねてお客様に提供して喜んでもらえたら、更にハッピー!

こんな感じ。


不要という前提から考えてみる

しかし青木はちょっと違った視点で考えています。無論、お花の素晴らしさは説明不要、もしくは「キレイだから!」これだけでもいいんじゃないんかとさえ思ってもいますが、ビジネスシーンにおいてはそうもいきません。

営業として主に法人のお客様に花の必要性を感じていただくには、お客様がまずどんな課題を抱えているか?それを把握し、その課題を解決するためのツールとして花の活用を提案します。

個人のお客様も同様です。達成したい・成し遂げたい何かがあった時、それをサポートするためのツールとして花を提案します。

そう考えると、お客様は当然「花ありき」ではないので、他のモノと比べて花がどうなのか?を判断します。フラットに考えるわけです。至極当然のことなのですが、意外と花屋さんはその視点が抜け落ちていることがあるんじゃないかと最近感じています。(花が好きだから)


PS:理由なしに花を贈れる男性が増えることを願います(´∀`)