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歩行者に譲られた時の対応は?!

「お先にどうぞ!」・・・悩ましい。

信号のない横断歩道や、交差点での左折時、右折時にも、歩行者が車両に「先に行ってくれ。」と手で合図などをして譲ってくれることがあります。

これまでの経験では、ご高齢者の方に譲る行為が多いように思います。ご本人の方々にお尋ねした訳ではありませんが、恐らくは「歩いて渡り切るよりは、あなたの車が通過する方が速いのだから、さっさと行ってくれ。」という状態です。

「いいえ、お先にどうぞ!」と押し問答をしている時間はありませんので、幾度かお言葉(好意)に甘えて通過したことがあります。

しかし、この場面はとても危険で、横断歩道を渡ろうとしていた方が一方向に一人(この高齢者)だけならば、仮に警察に「歩行者優先」を理由にお咎めで止められることがあったとしても、きっぱりと言い張ることができますが、道路を挟んで複数人(2人以上)が横断歩道直前、もしくは横断歩道に姿勢が向いている場合は「アウト!」ですね。

一人の高齢者の動向に気を取られて周囲への目配りが疎かになり、見落としてしまいます。

車窓から眺める視界と、第三者の立場(監視の目)で少し離れた場所から眺める視界とでは、当然、車窓からの視界が狭く不利となります。これでは少々離れた地点にいた歩行者や自転車を指して「歩行者優先」を突きつけられても返す言葉はないでしょう。

では、どう対処すれば良いのか?

模範解答は次のようになります。
※以下④~⑤のプロセスは未だ実行に移したこともなく、警察(道路交通法)の視点でどう判断されるのかは不明です。

①先ずは横断歩道に限りなく接近する前に歩行者の存在を確認する。
②歩行者に恐怖心を与えない速度(徐行)で近付き、しっかりと横断歩道の手前で停止する。
③窓を開けて、手を差し出しながら「どうぞ。渡ってください。」と声を掛ける。
④(それでも渡ってもらえなければ、未だここまで行ったことはありませんが)ハザードランプを点灯させて降車し、その高齢者をエスコートして横断歩道を安全、確実に渡ってもらう。
⑤車に戻って右ウインカーを出し、後続車両の有無を確認の上で出発させ横断歩道を通過する。


「歩行者優先」をどう捉えれば良いのか?

警察に咎められるから止まるのではなく、歩行者を安全に横断させてあげたいから止まる。

そう発想すれば、自ずと行動手順が目に浮かぶと思うのですが。如何でしょうか?

歩行速度の遅いご高齢者など(杖の方、車椅子の方、シニアカーを含む)への対応は予め頭の中で想定しておき、迅速な判断と適切な行動に移せるようにしたいものです。

街中、街路、歩道などで見かけるご高齢者の数は、体感として明らかに多くなっています。

続編の記事があがっていました。

何が求められるか? 何が大切か?を分かって行動していれば、間違いは起こらない。ということですね(警察による監視能力にも限界があるとも言えますが)。


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