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恋に落ちる時ホルモンはどうなるのか?

恋に落ちている時には、行動的になる一方情緒不安定にもなりますが、一体身体の中ではどのようなことが起こっているのでしょうか。

今回取り上げる論文は、恋愛に関する神経生理学について詳しく論じたものになります。

ロマンチックな愛の科学: 進化的、神経的、ホルモン的な特徴
The science of romantic love: Distinct evolutionary, neural, and hormonal characteristics

この論文によると恋愛中には主に3つのホルモンが変化するそうです。

1つ目はオキシトシンです。オキシトシンは別名愛情ホルモンとも呼ばれ、絆の形成やオーガニズム、母性愛に関係し、恋愛初期に最も多くなります。

2つ目はドーパミンです。ドーパミンは報酬系を駆動するホルモンで、欲しいものを取るために気分を高揚させる働きがあります。

3つ目はセロトニンです。セロトニンは心を落ち着けるホルモンですが、恋愛中はセロトニンレベルが低下し、強迫神経症のような状態になることがあります。四六時中相手のことを考えていたり、落ち着かなかったりするような状態です。

また、オキシトシンの増加とセロトニンの減少によって、ドーパミン放出が増強されたり、セロトニンの減少がドーパミンの作用を増強し、恋する相手への執着を強めるといった関係性もあることが述べられています。

明日読む論文:
PHYSIOLOGICAL BASIS OF LOVE-THIS IS OUR BRAIN ON LOVE: Physiology of Love and its basis
愛の生理学的基礎- これは愛に関する私たちの脳です:愛の生理学とその基礎

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