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企画展「もじ イメージ Graphic 展」へ行って @21_21 DESIGN SIGHT

感想(散文的)・日本語の独自性。ひらがな、カタカナ、漢字など。他の言語はどうなのか気になった。 →簡単に調べたが、実は日本語は膠着語という、主語と目的語や時制(過去・現在・未来)を個別の単語で付与するという、世界的に見れば効率的で多数派な言語に属するのだと分かった。他には、中国語などの孤立語、英語などの屈折語があるらしい。 ・表音文字(ひらがな、カタカナ)と表意文字(漢字)に対する役割や、人間の認知機能に関する研究が気になった。 →日本語はそれ自体だと区切りが分かりにくいた

    • 「正欲」を読んで

      本稿の目的本稿は、朝井リョウ著の「正欲」を読んだ感想を述べるものです。対外向け(誰かに意見や同意、理解を求めること)に記載しているのではなく、自己の思想・信条を記録することを目的としています。 目次"導入"に対する初期的な印象 各登場人物に対する印象 まとめ 1."導入"に対する初期的な印象第一印象は、「自身がマイノリティであることの不幸さ、孤独、理解してもらえないやるせなさ、そこから転じたひねくれた思考、諦念」などの、社会生活でよく話題に挙がるものを本書でも取り上

      • 「上弦の月を喰べる獅子」の読書感想文

        -本書の強みは、夢枕獏が独自の趣向で宇宙の本質に迫ろうと試みている点です。ほとんどが理論や数式で表現される宇宙の概念に対し、彼は文学的な表現で描写しています。 -作中に描かれた仏教やヒンドゥー教の世界観にフォーカスすることで、宗教的なアプローチから宇宙の本質を考察する方法が示されています。読者は新しい視点から宇宙の謎に迫ることができます。 -本書の読みどころは、数式化できないような微妙な感覚や思考を言葉で表現している点にあると考えられます。これにより、科学的な観点だけでな

        • 「西部戦線異状なし」を視聴して

          視聴の動機戦争物を見る気分だった。「西部戦線異状なし」は、Youtubeのあらすじ紹介動画で大まかに内容を把握しており、かねてから興味があった。 あらすじ、映画の内容舞台は、第一次世界大戦中の西部戦線(ドイツとフランスの国境付近の前線)。わずか数百mの領土を争い、数百万人が戦死した。主人公は、ドイツ側の志願兵(大学生くらいの年齢)。戦場での絶望や苦悩から、戦死までを描いている。 所感 見ごたえのある映像だった。ストーリーが多少ドラマティックに描かれているものの、事実(手記

        企画展「もじ イメージ Graphic 展」へ行って @21_21 DESIGN SIGHT

          「マウトハウゼンの写真家」を視聴して

          視聴の動機「考えるヒント(小林秀雄)」の”ヒットラーと悪魔”というエッセイを読み、ヒトラーについてあまり知らないこともあり、ヒトラー関係(第二次世界大戦のヨーロッパ方面)の映画を視聴してみたくなった。 内容、あらすじ第二次大戦中、スペイン人捕虜を収容するマウトハウゼン収容所という場所にいた写真家の話。当時の写真がフィルムとして残っており、その収容所の出来事が事実ベースで語られる。映画では、捕虜に対する残虐な所業を世間に、写真フィルムを介してどうにか伝えようとする写真家以下様

          「マウトハウゼンの写真家」を視聴して

          ファイナンス基礎①

          社内研修のサマリ 事業をはじめるにあたって収益性の見極め方~損益分岐点~ 問「1個当たりのコスト、50円のかき氷を200円で売るビジネスは成立するか。」 答「固定費と客数による」 解説:1個当たりのコスト=変動費と、価格200円の差分を貢献利益と呼ぶ。商品の価格は市場原理(既存の価格)に逆らうことは容易ではなく、つまり「商品価格は始めから決まっている」ことになる。あとは、かき氷を作成するための固定費(かき氷器、家賃、人件費、光熱費等)が仮に30万/月だった場合、損益分岐点

          ファイナンス基礎①

          シン・ニホンのまとめ

          前提・目次の興味のあるトピックに対し、最初に自分の0秒仮説を構築する。書籍読了のちに筆者の主張をサマリ、自分の仮説との質・量・方向性の違いを考察する。 目的・仮説構築力の増強。何が足りていないか(インプット情報量・質、インプット情報の解釈の仕方、アウトプットの際の思考法、考察力等)を明確にする。 ・持論の深化・具体化。筆者の主張が正解ではなく、一意見として扱う。 =========================== 目次(※抜粋)2章「第二の黒船」にどう挑むかー日本の

          シン・ニホンのまとめ

          【ビジネス基礎】基幹業務      =ロジスティクス編=

          自学の為に、情報をまとめています。 全く無知なので、最初に業務内容の仮説を書き、 その後リサーチして、検証します。 ※太字:仮説と反するもしくは取りこぼしていた内容 =================== コンテンツ・ロジスティクス関連業務 =================== 2. ロジスティクス関連業務2.1 販売(受注・出荷)管理業務 2.1.1 得意先管理 (仮説) ・得意先(取引先)の管理。内容として主に担当者名、ランク、電話番号、会社住所、取引年数、会社

          【ビジネス基礎】基幹業務      =ロジスティクス編=

          【ビジネス基礎】基幹業務      =会計関連業務=

          自学の為に、情報をまとめています。 全く無知なので、最初に業務内容の仮説を書き、 その後リサーチして、検証します。 ※太字:仮説と反するもしくは取りこぼしていた内容 =================== コンテンツ・会計関連業務 =================== 1. 会計関連業務1.1 単体会計業務 (仮説) ・連結子会社間の会計業務を含めない、単体会社としての会計業務。 ・財務三表(BS/PL/キャッシュフロー表)を作成するための業務。 ・会計(数値の記録

          【ビジネス基礎】基幹業務      =会計関連業務=

          【ビジネス基礎】基幹業務          目次ページ

          =================== コンテンツ・目次と各ページへのリンク ※リンクはこれから貼ります =================== 1. 会計関連業務(リンク)1.1 単体会計業務 1.1.1 一般会計 1.1.2 債権管理 1.1.3 債務管理 1.1.4 固定資産管理 1.1.5 原価計算 1.1.6 決算 1.2 連結会計業務 1.3 管理会計業務 1.3.1 業績管理 1.3.2 予算管理 1.3.3 利益管理 1.3.4 原価管理 2.

          【ビジネス基礎】基幹業務          目次ページ

          ウィトゲンシュタイン著「論理哲学論考」を読んで

          概要本著は、人類史における難問を一挙に葬り去るという野心的な目標を掲げている。ここでいう難問とは、「世界とはなにか」「私とはなにか」「人生の意味は」などである。これらの問いによって、いつの時代も我々人類(とりわけ、高い思考力を持つ者)は囚われ、時間と気力が奪われる。しかも、当人はそれに気づかない(本著によれば”気づけない”)のが尚更タチが悪い。 所感読了後は、「こういった問いを考える自分は孤独ではなかった」という一種の安心と、「我々が取り扱うことのできる問いは思いのほか少な

          ウィトゲンシュタイン著「論理哲学論考」を読んで

          「はたらく」を少し哲学してみた

          "働く"という言葉の意味合いを、時代別で(A. 人類誕生-農耕の誕生、B. 農耕の誕生-インターネット誕生、C. インターネット誕生-現在)考えてみたA. "人"は"動"(=働)かない(働くという概念の誕生前) 生来、生物とは生命維持に必要な分だけ行動(=捕食等)し、それ以外は動かないものである。 B-1. "人"を"動"(=働)かし続ける(生物本能への反抗) 「仕事だから」という言葉によって、人々は行動を続けられることがある。 B-2. "人"に対し"重力"(=働)

          「はたらく」を少し哲学してみた