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#002_Z世代の方法で退職した50代オヤジの赤っ恥

50代になって仕事を辞める人は
どんな形で会社を去っているのでしょうか?

独立して商売を始めようという人は
その前途を応援されたりしているのかもしれません。

部下に慕われていた人は
互いに涙を流しながら別れたりすることもあるでしょう。

しかし、自分は「退職代行」を利用し、
いきなり出社しないという方法を選びました。

「退職代行」を知ったのはテレビ番組でした。
近年、就職したばかりの若者、つまりZ世代は
仕事や会社に対する意識が大きく変化し、
自分の基準に合わないと判断したら迷うことなく退職するとのこと。

しかも、その方法が退職の意思を弁護士に伝えてもらい、
いきなり出勤しないという。

その時の自分は、そのあまりに非常識な行いに
世も末だと本気で腹を立てていました。

が、そんな唾棄すべきと思っていた手法を
まんまと自分が使ってしまったのです。

その理由は単純です。
とにかく会社に行く気になれなかったのです。

そうなった経緯はいずれ書きますが
まさか自分が「退職代行」なんて辞め方をするとは思っていませんでした。

弁護士に依頼をした後は
とてつもない罪悪感に苛まれました。

なんてことをしてしまったんだと
自分を責めに責めまくっていました。

でも、それも三ヶ月も過ぎると
ちょっと考え方が変わってきました。

むしろ、あれが最善の方法だとすら思うようになりました。

もし、会社を辞めたいけど、
退職願を上司に出したら、いろいろと面倒だと足踏みをしている人がいたら、
なかなか辞めさせてくれないという状況にある人がいたら、
「退職代行」をお勧めします。

退社は退社。
辞めた会社なぞ、もうこれからの自分の人生には
何一つ関係ない存在になることがほとんどです。

退社した後も世話になるのなら別ですが、
円満に退職するために心を砕く必要なんて本来はないのです。

会社に残る人は、去る人をよく思うことなんてありません。
円満に退社したと思っているのは、辞めた人間だけなのが現実です。

ならば、後腐れがあろうとなかろうと、
というか、どうせ後腐れがあるんですから
辞め方なんてどうだっていいとも言えるのではないでしょうか。

これまで世話になったことに感謝するしないは
自分の心持ちの問題で、会社に残る人たちに
伝えなければならないことではありません。

それから「退職代行」のような辞め方は
「逃げた」と認識されるようなネガティブな印象がありますが
勤めるのがしんどい会社から逃げるのはいけないことなのでしょうか?

自分のメンタルがおかしくなるくらいなら、
そんな職場にはいてはいけないのです。

とかなんとか書きましたが
自分は全然そう思えておらず、振り切れておりません。

やらかしてしまったなぁ。
いい歳こいて、何やっているんだろう。

そんなふうにクヨクヨばかりしています。

退職ホヤホヤのときに比べれば、かなり罪悪感は薄れましたが
もし会社の人間にどこかで出くわしたらとヒヤヒヤしながら
スーパーに買い物に行っている始末です。

さてさて、いつになったら
先述したような境地に辿り着けるのでしょうか。

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