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　毒に侵されていたルミナスが助かり、フェアリスもまた、長年の間抱いていたものから解放され、仲間として打ち解けることができた。
　残されている問題は、ガルダ国が未だルミナスの命を狙っているかもしれないことと、禁断の一族と全ての凛華を生け捕りにしようとしているという話。
　サーシャは、フェアリスが敵から聞いた話を改めて問う。

サーシャ
「フェアリス、敵のアジトできいた話を改めてきかせてもらってもいいか」

フェアリス
「えっとね　よくきこえなかった部分もあるんだけど、」

フェアリス
「誰かの指令があって、ルミナスを狙ってるのと、禁断の一族と凛華全てを生け捕りにするって」

サーシャ
「うーむ‥ガルダ国から脱走した主人公とリリィ以外にルミナスを狙うのもよくわからない。」

サーシャ
「それに凛華全員ということはリリィ以外もねらっているとなると敵の狙いが分からないな・・・」

ビーダ
「それじゃあ、この私も狙われてるってことよね」

ビーダ
「いつでもかかってらっしゃい。このビーダ様がまとめて相手してやるわ！」

ビーダは旅を共にする強気な少女だ。リリィと同じ凛華のひとりでもある。

フェアリス
「わぁ　ビーダ自信まんまんだね！心強い～」

ルミナス
「でもビーダ、油断は禁物だよ。敵もなかなかのやり手なんだから」

ビーダ
「なーにいってんのー。私は生まれたときから一人で生きてきたのよ！」

ビーダ
「私は誰よりも強い女なの！」

ルミナス
「え？ビーダ一人で生きてきたって何？」

ビーダ
「あれ？言ってなかったっけ？」

ビーダ
「私は親に捨てられて、ひとりで生きてきたんだ！」

ルミナス
「あ‥ごめん‥つらいこと聞いちゃって・・・」

ビーダ
「いーの　いーの　なんとも思ってないしー」

ビーダ
「親なんて大っ嫌いだからへっちゃらよー」

ルミナス
「そ‥そう‥」

ビーダ
「ほらほらルミナス、そんなちっぽけなこと気にしてないで」

ビーダ
「早く研究の旅にいこうよー」

ルミナス
「そっ　そうだねっ！」

ルミナス
「それじゃあ　いこうか。じゃあ今回はカームバルグ地方～！！」

　ここからは舞台が変わって、次のクエストエリア、カームバルグ地方での話。
　凛華の一人であるビーダがこの章での中心となる人物です。

　ゲーム上においては、ビーダは火属性RANK1の凛華。
　レナ、アリシアと並び、チュートリアルで解放されるリリィの次に解放されるであろう凛華の候補の一人であり、他の凛華と同様に、竜術師としてユニット化もしています。

ストーリー上においても、ガルダ国との戦いが主に描かれたラスドラ最初の二年間では、出番が割とあります。
ビーダと同じ種族である、クーディアやスカイラといったキャラクターも登場しますが、その辺の解説は、後々イベントストーリーの時に載せますね。

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