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メインストーリー10 セントミルス地方4 潜入

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ガルダ国の手先の空賊による襲撃で、ルミナスが負傷した。それを知ったフェアリスは、敵がルミナスを執拗に狙ってきた理由を問い詰めようと、撤退した空賊たちの後を一人で追ってしまう。
突然のフェアリスの行動に戸惑うサーシャたちだったが、リリィが言うには、フェアリスは昔の恩返しをしなければ本当の仲間として認めて貰えないと思い込んでいたという。ルミナスを自分の力で守りたいという想いが、フェアリスの今回の単独行動を招いたらしい。
サーシャは一行をまとめ、フェアリスと敵を追う決意を固めた。


サーシャ
「見つからない…フェアリスはどこにいる!」

サーシャ
「だが、奴らの仲間がこうして襲ってくるということはまだ遠くにはいっていないはずだ」

ルミナス
「どうしよう‥フェアリスが敵につかまっちゃってたら‥」

ルミナス
「私が怪我なんてしなければこんなことにならなかったのに‥」

ルミナス
「それにフェアリスが私達と本当の仲間になれていないと思っているなんて‥」

ルミナス
「私‥私…ハァ‥ハァ」

リリィ
「ルミナス、誰が悪いわけじゃないよ」

サーシャ
「そうだルミナス 今はフェアリスを助けることを第一に考えよう。」

ルミナス
「そうだね ハァ‥ハァ 今はウジウジしててもしょうがないよね‥」

ルミナス
「‥ハァハァ…」

サーシャ
「??ルミナス、息使いが荒いぞ それに顔色も どうしたんだ?」

ルミナス
「ううん 大丈夫 なんでもない‥」

サーシャ
「まさか!!?ルミナス傷跡を見せてみろ」

ルミナス
「‥ハァハァ…」

主人公は驚愕した。医学に明るくないものでもその異常さは手に取るように理解できた。

サーシャ
「まずい やつら武器に毒を仕込んでいたようだ…汚いまねを!!これは一刻を争うぞ」

サーシャ
「敵は必ず解毒剤をもっているはずだ。先を急ぐぞ」


フェアリス
「敵のアジトに潜入成功~こわいよ~」

フェアリス
「でもみんなのために頑張らなくちゃ。」

フェアリス
「ん??向こうから話声が聞こえる」

ヴェスパ
「‥‥残る指令は『禁断の一族、凛華全てを生け捕り』だ」

フェアリス
(やっぱり、こいつらの狙いはリリィと主人公だったのね でも凛華《全て》って、他のみんなの全員ってこと?一体なぜ??)

ヴェスパの部下
「でもお頭、…様からの指令の一つ『十賢人ルミナスの抹殺』は達成ってわけですね?」

ヴェスパ
「ああ、あの十賢人の小娘はこの前の戦いで毒を食らわせてやった。あいつはしきに死ぬだろう」

ヴェスパの部下
「解毒剤もこの前なくなっちまいましたからねえ。おれらも毒には気をつけましょうね へへへ」

フェアリス
(ルミナスの抹殺?毒?死ぬ!!!???)

(ガサッ)

フェアリス
(!!!!)

フェアリスが『ルミナスの死』というあまりにも衝撃的な言葉の前に気が動転し思わず物音を立ててしまう

ヴェスパの部下
「だれだ!!!!」

フェアリス
(まずい!!!!)



今回のストーリーで、メインクエストにおいて遭遇するボスキャラとしても登場していたヴェスパが出てきました。
このヴェスパは、ユニット化もされています。


「ヴェスパ」というのは、先祖代々より受け継がれてきた名前であり、功績によって「ヴェスパ」の名を継承した……という経歴。
この辺の生い立ちは本編中では一切語られていないので、ユニット説明を知らないと、ガルダ国に従っていた空賊の親玉……ということしかわからないですね。

また、「凛華全てを生け捕り」という台詞で、主人公の居る輝竜艇の中にはリリィ以外の凛華も同乗していることが示唆されていますね。
凛華の研究を進めるルミナスは、リリィ以前にも各地の凛華を保護していたりするので、この時点で複数人の凛華が既に仲間になっています。
次の地方のストーリーでもこの話題は続いており、リリィ以外の凛華がストーリーにおいても登場することになります。

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