新通観光プロモーション戦略室のデジタルメディア担当です。先日の「あらためて学ぶWeb広告」第一回はお読みいただけましたでしょうか。
まだ読んでいない方はこちらから

今回は第二回ということで、運用型広告の代表的なものと運用型広告の仕組み・課金方法について紹介したいと思います。運用型広告の仕組みはちょっと難しいので、さらっとご紹介します。

主な運用型広告

【リスティング広告】

私は最も最初に始めるべき運用型広告だと思っています。
リスティング広告とは、Yahoo! JAPANやGoogleなどの検索エンジンの検索結果ページに表示されるテキスト形式の広告ですね。
何かを調べようと検索すると、検索結果の画面の上の方には「スポンサー」と明示されたものが並びます。これがまさにリスティング広告です。

リスティング広告がなぜ最初に始めるべきかというと、リスティング広告は検索行動をしているタイミングで広告を見てもらえるので、何らかのニーズが高まっている「顕在層」に対して有効な広告だからです。コンバージョンに一番近い広告と言えるのではないでしょうか。

【ディスプレイ広告】

ディスプレイ広告とは、様々なWEBサイトのページの広告枠に表示される動画・画像・テキストで作られる広告です。

運用型広告は、Googleが提供する「GDN（Googleディスプレイネットワーク）」とYahoo! JAPANが提供する「YDA（Yahoo!広告 ディスプレイ広告 運用型）」の二大広告ネットワークはじめとした広告網（アドネットワーク ）や DSP（Demand Side Platform）と言われる複数のアドネットワークやアドエクスチェンジへの広告配信をワンプラットフォームで管理できるツールを使って広告配信されます。

【SNS広告】

SNS広告とは、Facebook、X（旧Twitter）、InstagramなどのSNSに表示される広告ですね。SNSのタイムラインの中に広告と表示されているものです。

SNS広告は動画・画像・テキストやカルーセル（いくつかの画像や動画を並べてスワイプできる）など、様々なフォーマットや目的、掲載場所と種類が豊富です。

いずれもSNSを見ている中で自然と広告が表示されるので広告に対する抵抗が少ないのがメリットと言えます。

また、SNS広告は媒体側が管理するアカウント情報をもとにした詳細なターゲティングができることや、「いいね」などのアクションなどによってユーザーの反応を測定しやすい特徴もあります。
そしてSNSの特性であるシェアによる拡散効果が起こりやすいのも魅力です。

【動画広告】

動画広告とは、動画を使ったWeb広告全般を指しますが、厳密な定義はありません。
YouTubeなどの動画サービスに表示される広告や、動画を用いたディスプレイ広告・SNS広告を指す場合もあります。

動画広告は短時間で強いインパクトを与えられること、言葉で伝えにくい情報を直感的にアピールしやすいこと、たくさんの情報量を伝達できることがメリットです。
通信速度が速くなったことで動画広告はものすごく増えています。

代表的なのはYouTube広告ですね。
YouTube広告にも動画の再生前後や再生中に表示されるインストリーム広告、同じく6秒以内で再生されるバンパー広告など色々な種類があります。

運用型広告の仕組み・課金方法

【運用型広告の仕組み】

運用型広告の一番の特徴は、主にオークション制で運用されていることでしょう。
広告掲載の機会ごとにオークションがおこなわれ、「オークションランク」に応じて掲載の有無や掲載場所が決まります。

オークションランクとは、広告主の入札価格と、過去の掲載実績や掲載先とのマッチング度などによって決まる「広告の品質」がかけ合わさった指標です。
すべての広告表示がこのオークションで決定するのです。オークションとオークションランクはかなりややこしく専門的なところもあるので、機会があったらご紹介しますね。

【運用型広告の課金方法】

そして、課金方法には主に2つの課金方法があります。

＜クリック課金＞
クリック課金とは、広告のクリック数に応じて料金が課金される方式です。ユーザーが広告を見るだけでは広告料金は発生せず、クリックされた時に料金が発生します。

＜インプレッション課金＞
インプレッション課金とは、広告の表示数（インプレッション）に応じて料金が課金される方式です。一般的には広告が1,000回表示されるごとに課金されるケースが多いです。

運用型広告といっても色々とありますね。
目的やターゲットに合わせて効果的な運用型広告を活用して、地域のブランディングや誘客をはじめとした観光プロモーションを成功させてください。
 
広告と消費は"チマタ”にあふれている…
皆様からのお問い合わせ、ご相談お待ちしております。