労せずして得た金銭、汗水垂らさずして得た金銭、あぶく銭という。
その代表的なものがギャンブルで得たお金と言われている。
　パチンコ、競輪、競馬、競艇、そして海外に行けば、カジノ、カード、ルーレット、スロットル等など様々にある。
　ギャンブルには私は手を出さないと言いながら、一攫千金と言われる宝くじやロト、ビックなんかも、なんら変わらない。
いや、宝くじなんかよりよっぽど競馬等の方が頭で考えないといけない。
そういえば、株や先物だって、イヤイヤいわゆる先を見越した不動産や金銀を買うことだって、投資と言われながら、なんらギャンブルと違わない。
ギャンブラー、かたや投資家。
どちらも、決して汗水垂らしていないことはない。なのに、
えらい言葉の響きが違う。

「うちの亭主はいつもパチンコ、土日になれば、せっせと競馬場に通っている。けど、いつもスカンピン！そんな金あったらまずこっちに渡せというんや。何がギャンブラーや！」
「あのな、投資や！たまたま投資に成功してないだけで、これからグ〜ンと成功する、、、かもしれん。
何事も投資する資金が必要。宝くじだって株だってまず買ってナンボ。投資しないと、話しにならないだろう。馬だって買わないと当たらないわけよ。そりゃあ、投資だからリターンを求める代わりにリスクも生じる。それは、どの世界でも当たり前。世の中、勝つか負けるかなんじゃ！」
と投資家が熱弁をふるう。
「アホか！ギャンブルでなくて投資で結構！投資家上等！でも誰が下手な投資しろと言った！投資する銭があるならまず半分こっちに投資をせえと言ってるのよ！」
と投資家の奥様。更に
「そもそも、今までいくら投資していくらリターンがあったんや？え？投資家さん、まさかマイナスということはないよな？
そりゃ投資家と言わん浪費家ちゅうねん。いつまで、甘い夢見てんねん！このごくつぶし！」
「まあ、トコトンやられるなあ、もうこうなったら、一発当てて見返さんといけん！すまんが投資資金一万円貸してくれるか？！」

「あ〜あ、この亭主が一番の不良投資だったわ！」