見出し画像

泣くことって

泣いてもいいんだよ

そう言われても もう泣けないんだ

どうして?

どうしてだろ・・
涙がでないの
泣きかた 忘れちゃったかな

辛いんでしょ?
悲しいんでしょ?
首をかしげて 秋の風が吹きすぎる

そうだよね
悲しいって 涙が ほろほろ でるんだよね
そう ほんとはね
でもね
なんか こころのなかがね
ぼんやり 過ぎた日が 鳴ってる
胸のなかが こつんって 音がしたけど
どくどくと 音はしたけど

いつから?

いつからかな。。

なにが悪かったのか
きっと なにか 悪かったんだろうってことは
わかるんだよ
けど そこまで・・
なんで?って
聞き分けが ないよね

そう

わからないの
かさかさだよ・・・
こころが かさかさだよ
触れたら 朱く滲みそうだから 触れないでおくの
あのこのこと想ったら 
かさかさな表面が ほんとは 泣きたがってる

ああ
今夜は 月も星もない
肌をさすよな 冷たい風が そこで そっとうずくまってる
群青の空が 鎮まって そっと見てる

ねえ
空はね 我慢しないよ
時々
黒く黒くなって こころが重たくなったら
そっと 青い空から離れて こらえきれずに泣くの
大きな声で 泣くんだよ

泣けたら いいね
思い切り 泣けたら いいね

そう

冷たい風も なんだか 懐かしく 思える
今夜は そっと 眠ってしまおう
おやすみ。


もし 心に留まって下さったら、、、本を出すと言う夢に使わせていただきます。