さち

創作の森。こころあったまる場所でありたい。ほかほか ゆったり。止まり木のような場所にな…

さち

創作の森。こころあったまる場所でありたい。ほかほか ゆったり。止まり木のような場所になればしあわせ。有料には、いろんな世界を閉じ込めたいです。なにより 自分との対話かな。

マガジン

  • こころに残るnote

    ぐっと来たnote、ずっと浸りたいnote。愛しいnote。

  • 大切にしたいもの

    子どもの本を愉しむ。素直なこころを置く場所。仕事を通して出会った大切なひとたち。

  • そっと そっと~つぶやき~

    そっとしておきたいつぶやきを入れました

  • つぶやきおもちゃ箱①

    大好きな本とかあなたへのお手紙とか ぎゅっと詰め込んだおもちゃ箱。

  • ことばのおもちゃ箱

    ♬音楽が聴こえてきそうな。。ほっこりしそうな。。あしたも生きて行こうって元気がでるような場所。いつでもくつろいでください。。。

最近の記事

春と夏のかくれんぼ

昼下がり 遅出の日の電車は ごとごと のんびり走ってく 満員の朝や暗い夜には見えぬ景色たち 山はくっきり誇らしげに居り 畑やたんぼは 実りの種まき ねえ 光ってるね ふたり並んだこたちが なにやらスマホを見ては笑い声をたてる ああ あんな風にわらうんだ ふっと零れそうになる 胸のうちのちいさなちいさな あったかいもの 電車は 春街道から初夏の風を切っていく

    • 帰路にて

      埋火か消え残りつつまた燃えて夕日名残りのきみの背映す ちらちらと町の灯映す車窓にも会いたきひとの遠ざかりけり 息吸えば胸の奥より突き上げるマグマみたいなかなしみありて 疼くので手を当て抱きぬこの胸を神や仏を信じたき朝

      • 拙くも。

        小さな小さな本を作りました。 自作 一個め。拙くも 初めての本。始めの一歩。 あなたに届くかな。。 もし 買おうかなと思って下さったら 問い合わせで声かけてください。

        • あ、風?

          ただただ 染み入りました。 今日 11歳の孫くんが遊びに来ました。成長して眩いこともあれば 心配なこともあり それでも やっぱり嬉しい時間が過ぎて行き 駅で別れて 電車のこに手を振りながらみた月がぼんやりと おぼろ月で ほっこりしました。  そんな今夜 このお話しに出会い あ 風が吹いた?と思いました。 よねちゃん 素敵なおはなしを ありがとうございます。

        春と夏のかくれんぼ

        マガジン

        • こころに残るnote
          36本
        • 大切にしたいもの
          16本
          ¥300
        • そっと そっと~つぶやき~
          4本
          ¥300
        • つぶやきおもちゃ箱①
          15本
          ¥100
        • ことばのおもちゃ箱
          24本
          ¥200

        記事

          安曇野にて

          きみの音そう足音が近づいてまた振り返る なにもないのに 宇宙のね塵になるだけだなんてでもすきだったそのまっすぐさが 生真面目でばかみたいにね誰よりもいつかは会えるの?星々に問う ぷつんとね糸が切れそで結わえてたあなたがくれたスニーカーのひも    この絵本美術館のある部屋に置かれていました。ウクライナ戦争最中。

          安曇野にて

          そして

          ブルマンの薫り満ちてたあの部屋の本だなときみそして今は

          そして

          つぶやき

          目が覚めた 障子の色は薄墨色 まだ外は昏いんだ 起きよかな 起きよ 部屋は夕べの名残りの景色 リビングは なぜかあったかく 読み差しの本がパソコンのそばにあり とにかく 疲れて休みたかった自分を映してる しどけなくうたたねして 片付けもしないで寝たのだ その部屋は 懐かしい顔のまま  いいよ、大丈夫って微笑んでいる あれこれしながら 珈琲を入れる 歳の離れた姉と旅をすると 「夜明けの珈琲を飲もうか」と言っては休む どこかで流行った言葉を 嬉しそうに言うんだ 懐かしい景色が通

          つぶやき

          あいつ

          あなたへのプロポーズ持ちひたすらにやつは夢見た星空のなか やけに 花冷えの こんな夜  夜空を見ながら 彼を想う。

          あいつ

          あなたのことのなにを知っているだろう。属性も知らなければこころのうちを知る由もない。でも ただひとつ 今日もあなたに会えた。それだけでいい。だって 当たり前のことじゃないもの。始めに出会えたのは偶然だったとしても。そっと見ているだけでも。あなたの名前を見るとそう思う。

          あなたのことのなにを知っているだろう。属性も知らなければこころのうちを知る由もない。でも ただひとつ 今日もあなたに会えた。それだけでいい。だって 当たり前のことじゃないもの。始めに出会えたのは偶然だったとしても。そっと見ているだけでも。あなたの名前を見るとそう思う。

          あらくさの

          ふと見れば足元に咲くふゆくさの枯れてなお立つきみよ元気か 朝刊の片隅に載る荒波のもまれ揉まれて散ったいのちや 曇り空あなたに届くか愛しみの父のねがいや母の想いよ   最早 「リストラ」の文字のかなしみは 踏みにじられ当たり前のように世界を歩く。かつて 「饅頭が届いたら 食うな。」と家族に告げた義兄のこころ持ちを今も思う。JRになる頃のリストラの執行役にならされた。辛い仕事だったとそのころも今も家族は思った。あれから何十年もたち いまや珍しくなくなった言葉。だが、ひとのこ

          あらくさの

          あなたへ

          今朝も見ぬ 野良よ三日目どこにいる?れんげ畑でかくれんぼかい? 春が来て いにしえ辿る万葉道おかみの命(めい)よ あがらえぬとて         夢ならば いつかは覚める知ってるよ醒めぬままならいいのになって 春のちょう 大きく羽ばたきささやくは帰ってきたよここにいるよ

          あなたへ

          少年よ

          そっと置く手に伝わるは小さきのこころ震えて未だ10(とお)とて 堪えているけなげさがなんとも愛しく壊れそうなガラスみたいなこころなんです、

          少年よ

          足音

          この国のどこへ向かうか切れ目なき同盟とは力づくなる 前のめり明け方流るるニュースにはかつて来た道教えて黙しぬ 南の地津波のように襲い来る基地だらけにまたするのですか?

          わんこ。

          電車に乗って着信に気が付いた 夫から。 ごめん 電話できないねん なんかあった? そう思いながら もしかしたら・・と思ってた なにかあった?とメールしたけど 返事がない。 益々 そう思う。 来客の予感。 いつもより電車の速度を速く感じながら駅に着いた。  思い違いかな。。駅に 待ってるなんて思ったこと。 いつもの景色は 明るくて日曜だから落ち着いている。 駅から 歩いて6分たった。 あれ? あ 自然と 足が走り出す。あれは! そう かつて だれが何と言おうと犬や猫に情をかけ

          わんこ。

          コロッケ

          夕飯のメニューに困って出てくるはしいたけいりのいもコロッケだ 長いこときみのあげたてコロッケがごちそうだよと洗脳されてる 肉多しやっぱりこれだ塩コショウきいた我がコロッケよ     ささやかなる45年続くロングセラーです。ステ―キ、焼肉の方がいいなって。。?でも得意は 何もない時のコロッケ料理。(笑)

          コロッケ

          きいろはしあわせ色~四月のうた~

          ミモザって きみみたいだ 振り向いて ぼそっとつぶやいた 見上げた先に広がる大きな木 あなたの背の向こう きいろはしあわせのいろだね まあるくって ふわふわしてやわらかでさ ちいさな花たちが しあわせを運んでくる そうね あなたと歩いた植物園 梢にそよぐ風も黄色に染まり しろい雲がぽっかり浮かんだ青空も みんなみんな憶えてる そこにいる あなただからいい 花の名前を当てると 何度も驚いて 何度も質問して そうして ふたりで笑った はなびらが散る四月 あの頃が ふい

          きいろはしあわせ色~四月のうた~