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たったひとりのあなたへ ありがとう

それは
到底 戻ることのできない季節。

ふわふわして 甘くて抱くと ずんと重くなった

やがて 歩きだし 言葉を放ち笑う

ねえ
きみは 何処から来たの?

若い母は ただ うれしくて
でも
こわれないかと不安だった

ただ 
笑っとけばよかったなんて
あのときは 想えなくて
手から 零さぬよう

でも やっぱり
いつしか
笑ってた
きみが笑うと 母も笑ってた
転んだ泣き顔を見ては
母も泣きそうになりながら
ひたすら その背をさすってた
  痛いの痛いの 飛んでけ~
そして
笑った
泣笑いしたよね

泣いた顔もかわいくて

あの時に戻れないわたしに
この方は みせてくださる

子育て真っ最中の
きらきら輝く日々
いろんなことがあるなかで
うたにして 乗り切る
 愉しむ
 その力

ああ
その季節が 今しかないのを知っているように
あなたは 今日も生きてる

  どうか さちあれ


もし 心に留まって下さったら、、、本を出すと言う夢に使わせていただきます。