見出し画像

たかしの菜園日記 サヤエンドウ硬いーメンデルの法則

 サヤエンドウやスナップエンドウがたくさん取れ始めましたが、今年に限ってサヤエンドウで見かけは普通なのにやたら硬いのが混じっています。成長不良で大きくなるのが遅いためかなと思っていました。
 ところが、収穫していたカミさんが、紫と緑の混じっているのがあるわよ、交配しちゃったのじゃないの、と言いました。ピンポーン、こりゃメンデルの交配実験だと気が付きました。去年まではサヤエンドウとスナップエンドウを隣に、紫エンドウは違う場所に植えていて問題はなかったのですが、今年は3種を隣に植えていました。
 エンドウは自家受粉と他家受粉の両方があります。メンデルはエンドウの種子の形や子葉、種皮の色、サヤの硬さや色、花の付く位置、茎の高さなどについて検討しました。交配実験の前に、自家受粉を繰り返して各形質が必ず再現するようにし(固定種といいます)、その後に他家受粉で交配実験を行いました。
 その中にサヤの硬さや色が入っていますね。エンドウはサヤが硬いタイプと柔らかいタイプがあり、サヤエンドウ、スナップエンドウ、グリーンピースなどは柔らかいタイプで、紫エンドウは硬いタイプです。サヤエンドウが硬くなったことから、硬いのが優性遺伝(最近は顕性遺伝)のようです。
 一方、サヤの色に関しては、掲題の写真のようにサヤエンドウに紫っぽいのがあり、紫エンドウに緑が混じっているのがあり、単純に優劣遺伝とはいかないようです。元々紫エンドウに紫と緑が混じっているものがあるので、紫エンドウの色の遺伝子が混合しているのかもしれません。
 トウガラシとシシトウとピーマンや、トウモロコシの品種などは交配しやすいので気を付けていましたが、エンドウもそうでした。メンデル先生に勉強が足りないと怒られそうです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?