プロローグ 「ここはどこだ!?」 晴一は気付いた。気付くと、そこはまっしろな世界だった。 「何だ、これは?どこだ、ここは?は!まさか、俺は死んだのか!?」 晴一はただ動揺していた、目の前の世界に。 「ふっ。ご名答。」 ふいに、どこからか声がした。 「誰だ?神か?お願いだ!教えてくれ!俺は、本当に死んだのか!?」 男「私が誰か?それには答えられないし、残念だが神でもない。先に言ったように、お前は一度死んだ。今いるのは、『生』と『死』