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【遊戯王雑記】R太郎のデッキ作成過程〜具体例を添えて〜

「解門」「デモンスミスのランク6」「トイボックス&マジシャンズソウルズ」「メリュシーク&マルウィスプ」「メリメイカー&アルバレナトゥス」など‥‥

昨今の遊戯王のカードプールだと豊富のギミックがあり、「できないことはない」と言っても過言じゃありません。

それゆえ、どのギミックが適切なのか吟味しなければなりません毎回めっちゃ悩みます

「ギミックへのアクセス手段は?」「序盤から終盤にかけて役割があるか?」「枠に余裕があるか?」など‥‥

自分がデッキを作る際は使いたいカードからスタートして、それを補助するカードやギミックでデッキを肉付けしていきます。

実際に最近作ったデッキで具体例を挙げますね。 
※以前記事でも紹介したデッキです。



実際のデッキ作成過程例

「パックビット」を使いたい

当時このカードを見た時、結構衝撃でした。効果的にも面白くイラスト的にもカッコイイ。

魔法・罠ゾーンのモンスターを特殊召喚できるということで、「何を特殊させるか?」「どの方法で魔法・罠ゾーンにモンスターを置くか?」の2点を考えました。

ってことで選ばれたのは「サウサク」でした。理由は相手モンスター装備して、コントロール奪ったらおもろそうだったから。ただそれだけ。

「パックビット」と「サウサク」をどのギミックで出力するか?

「パックビット」は直接EXデッキから送っても発動できますが、その場合は蘇生制限を満たしておらず自身がフィールドに出ることはありません。そのためレベル8のS召喚方法を考える必要があります。または、2枚の「パックビット」を採用して、場に出す用と送る用に分けて使用してもいいかもしれません。


それに加えて、「サウサク」を出す方法も合わせて考慮しなければなりません。

レベル8のS召喚方法はいくらでも(?)あるので、先に「サウサク」の出力方法から探ります。以下の3つが挙がりました。

  • 正規に融合する

  • 「簡易融合」を使う

  • 「パラサイトフュージョナー」を使う

この中で一番楽に出せるのは「簡易融合」ですね。

となると、次は「簡易融合」を手札に加える手段ですが、ここでは「キメラフレシア」に決めました。理由はEXデッキから墓地に送るだけでサーチでき、「パックビット」もEXデッキから送って発動できる点が共通してるからです。

次に「キメラフレシア」を落とす手段ですが、「ドラグマ」儀式に決めました。「サウサク」と同じ魔法使い族でもあるため、共通したサポートを受けられます。また、儀式の方面に寄るなら「サクリファイス」の儀式召喚もできるかも‥

さて、長くなりましたが最後に「パックビット」のS召喚方法ですね。選ばれたのは「メリュシーク」&「マルウィスプ」。こちらも魔法使い族で、「パックビット」だけでなく「虹光の宣告者」のS召喚も可能です。

※以下に「メリュシーク」からレベル8のS召喚の流れを載せときます。


仮組して、肉付けしてみた

まずは仮組しました。

一部怪しいカードも入れてますが、骨格を作りました。後は肉付けするだけです。「メリュシーク」を初動にして動くのが強そうだったので、「メリュシーク」のサーチ手段を入れたいところ。

「レベル1・魔法使い族」ってとこで優秀なステータスと見せかけて、意外にも用意する手段が乏しいです。

今回は「ワンチャン!?」と「スモール・ワールド」をチョイス。

「ワンチャン!?」は場にレベル1モンスターが必要で、「スモール・ワールド」は中継地点を用意しなければなりません。

その二つを満たすのは「マジシャンズ・ソウルズ」&「イリュージョン・オブ・カオス」。

「ワンチャン!?」で「メリュシーク」をサーチして通常召喚するには、召喚権を使わずフィールドにレベル1を用意する必要がありますが、「マジシャンズ・ソウルズ」ならその条件を満たしてくれます。

また、「スモール・ワールド」は一つだけ被ったステータスのモンスターを経由してサーチするので、「イリュージョン・オブ・カオス」を挟むことで「光属性のドラグマ」→「イリュージョン・オブ・カオス」→「メリュシーク」と繋げることができます。

しかも、「イリュージョン・オブ・カオス」は儀式モンスターなので「儀式の準備」や「虹光の宣告者」でサーチもでき、このデッキとマッチしてます。

それを追加して肉付けして完成したのはこちら。

実際にデュエルしてみて

「サクリファイスいらなくね?」となりました。「サウサク」だけで十分なことが多く、「サクリファイス」は過剰なことが多かったです。

後、ペガサスっぽく「黄金の邪教神」で相手のハンドを見ながら戦う予定でしたが、デュエル中盤となるとおおよそ相手の手札がわかってることが多く微妙だと感じました。


そして、思ったより「パックビット」と「サウサク」のコンボを上手く活かすことが出来ず、それぞれ独立して活躍してました。

収穫としては「サウサク」の攻撃抑制が想像以上に強かったことですね。「セレーネ」で何度も出力するのは良き。また、「メリュシーク」の攻撃力を「凶導の白聖骸」で上げて、直接攻撃するコンボも良かった(このコンボは偶然)。

デッキを改善した

現在は「トイボックス」や「ディーヴァ」、「スカイマジシャン」を入れて、最終的に「L・G・D」を出すデッキになりました。

デッキ名も変えた

ここでは詳細を省きます(こちらもいずれnoteで書きます)が、「パックビット」の役割を「サウサク」以外とのコンボも織り交ぜることができました。

結果、この前のオフ会でも、相手の場を全て破壊の条件を満たした「L・G・D」を出すことに成功しました。


トライ&エラーが大事(※「運」もある)

自分の場合はこんな感じでデッキを組んでることが多いです。納得いく形ができるかどうかは「構築力」と「知識」次第ですが、それに加えて「運」もあります。

やりたいコンセプトがそもそも破綻してる可能性もありまし、いくら「知識」がたくさんあっても、組み合わせが悪いと決めつけて、採用しようともしないこともあるでしょう。 

上手くデッキが完成してるのは、それらが噛み合った結果です。

しかしながら、ただの「運」と結論づけたいわけではありません。

まず大事なのはその「運」を引き寄せるためにもとりあえずデッキを作って試すことです。

世の中には面白いデッキが数多くありますが、それらも試行錯誤の結果ゆえ、生み出されたもの。相当な熱量や労力などがたくさん詰まってます。

今後どれくらいの数のデッキを作るか分かりませんが、色々と試してみたいですな。

以上、R太郎でした。






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